オリンピック二連覇を成し遂げた羽生結弦選手と、羽生善治竜王と広瀬章人八段を破り15歳6か月にして最年少棋戦優勝記録を塗り替え六段に昇段した藤井聡太。

 興味深いのは二人の語り口である。

 立て板に水を流すように饒舌に話す羽生結弦選手。

 ぼそぼそとした中に29連勝時の「僥倖」、今回の「望外」といった中学生らしからぬ単語をはさみながらもむしろ朴訥な感じのする藤井六段。

 極めて対照的な二人である。

 どちらに肩入れするか、その人がどのように生きてきたか、人生観がもろに反映される興味深い選択である。