僕はこの30年強の人生を歩み、特に後悔していることがある。
それは小学3年生の時の親友に対する発言だ。
親友の名はN君。
彼は勉強もできてスポーツもできるパーフェクトな奴だった。
ある日、いつものように一緒に下校している時
N君が僕に言った。
「最近、お母さんとお父さんが喧嘩している。離婚するかもしれない。」
僕は何も考えず
「俺の親もよく喧嘩するよ。たいしたことないよ。」
そう言ったけどN君の顔は晴れない。
しばらくして
学校に行くとクラスにN君が登校していない。
担任の先生が来て
「N君は家庭の事情で転校することになりました。」
それを聞いてバカなクラスメートが言った。
「俺知ってる。離婚やろ。」
僕はその時、体が熱くなったのを覚えている。
あのとき、N君は助けを求めていたのに真剣に悩んでいたのに、
僕は親身になって考えてあげることができなかった。
今思えば、小学3年生で親の不仲を感じているなんて
どれほど苦痛だっただろうか。
それを親友なのに応えることができなかった。
最近、子持ちの後輩が離婚すると聞いてN君を思い出した。
当事者じゃないから偉そうに言えないけど
離婚するにしても子供のことは本当に考えてほしい。
まして離婚の理由が浮気なんて死ねばいいのにと思う。
どんなクソ親でも子供は大好きだってこと、親である自覚を持って
行動してほしいと思う。
あのとき、力になれなくてごめん。
そして後輩の息子よ。困ったら俺にも頼れ。