- 息抜きに適当に文庫小説を買って読んでみた。
- 「数学的にありえない」というサスペンス。
- 16か国で翻訳されたベストセラーらしい。
- 主人公は天才数学者ケイン。
- 統計、確率を駆使しポーカーに挑むが1万1千ドル大敗。
- そしてマフィアに追われる。
- そんな中、患っていた神経失調により、ある「能力」に目覚める。
ぶっ飛んだ設定だけど伏線がよく効いていて、読み終わって納得感があった。
洋モノの小説に多い大味感を感じることはなかったように思う。
適当に買った割には当たりの方かな?!
この物語の中で主人公ケインが大学で
講義をするシーンがある。
その講義で期待値についておもしろい例を語っていた。
「人生は享楽的に生きるべきか、宗教的にいきるべきか。」
以下のように考察する。
A:期待値(享楽的に生活)
B:期待値(宗教的な生活)
【Aの計算式】
期待値(死後の世界はない)×(享楽的な生活から得られる喜び)+期待値(死後の世界はある)×(永遠の苦痛)
【Bの計算式】
期待値(死後の世界はない)×(宗教的な生活から得られる喜び)+期待値(死後の世界はある)×(永遠の幸福)
次のように仮定する。
・永遠の幸福=プラス無限大
・永遠の苦痛=マイナス無限大
そうすると
A:期待値(享楽的な生活)=マイナス無限大
B:期待値(宗教的な生活)=プラス無限大
よって
A<B
つまり人生は宗教的に生きるほうが正しい。
物語中、この考えは、「人間は考える葦である。」と言ったパスカルのものらしい。
嘘か本当かわからないけど実際パスカルは晩年宗教的に生きていたので
全然違うわけではないようだ。
まぁでも、死後の世界がある確率を限りなくゼロだと考えれば
楽しく生きたほうが得なんだけどね。
宗教的って表現すると重たいけど、自分が正しいと思う行動指針に
従って、言い換えれば理念、信念を持って生きることが
一番幸せで正しいことなんだと思う。
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