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1ドルが一時152円をつけた10/21の為替介入のその後、について書きます。

私は今般の為替介入については「上手なタイミング」と見てきました。
しかし「やるなら単発ではなく少ししつこく」やる方が…と。


すると、少なくとも週明け10/24の朝方にも大きめの介入があったようです。
その後は介入なのか別人かは分かりませんが、
チャートの要所で大きめのドル売り(円買い)が入り、
チャート的にきれいな推移で高値安値を切り下げて調整入りしていきました。

10/21介入前後のドル円15分足チャート

日足チャートを見ると、12連続陽線の後、2回目の介入があった10/21を境に陰線だらけになっており、需給が大きく変わっているのが分かります。

ドル円の日足チャート

とは言え、薬の薬効がプラセボとの対照試験を行わないと示せないのと同様に、
この調整入りが為替介入の効果だと言うためには、
本当は介入しなかった場合のパラレルワールドと比較しないと証明できないのですが…(笑)

相場は常に複合要因ですので当然、ファンダメンタル要因も無視できません。
しかしファンダメンタル面でも、米FOMCでの利上げ減速観測が出たあのタイミングでの為替介入は、やり方も含めてやはりかなり上手だったと言えるでしょう。

そして時間を稼いでいる間に米インフレ鈍化というフォローの風を待つ戦略も、
一昨晩の米CPIで足元は吉と出つつあります。


株の方も雰囲気がだいぶ良くなってきましたアップ
「ハロウィン効果」のアノマリーもありますし、ここから数か月を楽しみに見ていきたいと思いますキラキラ