先日、「激闘・西表島」のDVD発売の日程が発表された。


 この「西表島」での「牛追いまつり」→「虫追いまつり」→「魚取り対決」という企画は、これまでたくさんの「どうでしょう」を見てきたコアなファンが楽しめる「おいしい」ネタがいくつかある。


 たとえば(以前も書いたが)、「スタッフの予想外で笑わせてくれる素人」(今回はガイドの「ロビンソン」)、極限まで出演陣を追いつめたからこそ生まれる笑い(睡眠不足で呆然とした大泉の顔、など)、「ゆるいロケ」ゆえのネタ(泥酔して女性の部屋で寝たという鈴井、同じ泥酔していちもつを出して踊ったという安田、など)、いくつかの「どうでしょう」らしい笑いがある。

 事実上一泊二日でカメラを回す中、よく藤村Dは一本の企画(しかも8週)にまで仕上げたものだと、その構成力には感心する。


 しかし。


 正直なところ、この企画は放送時、それほど大きな反響を呼んでいなかった。それどころか、掲示版には「今回は面白くなかった」という書き込みが散見された。どうしてだろうか。


 私が一つ推測するには、一つ前の企画である「ジャングル・リベンジ」よりも「面白くなかった」という印象が、今回面白くないと感じた視聴者の中にあったのではないかと思う。


 では、「ジャングル・リベンジ」は、どういう点で記憶に残るほど面白かったのだろうか。


 それを確認すべく、私は今日、自宅で仕事をしながらテレビで「ジャングル・リベンジ」のDVDを付けっぱなしにしていた。

 チラ見しながら気づいた点を列挙すると、


「ジャングル・リベンジ」の方が…

1.大泉への「騙し」が鮮やかに決まっている

(「マレーシア・ジャングル探検」と同じホテル「ホテル・イスタナ」の同じ部屋での鈴井と藤村Dのニセケンカのシーンは、何度見ても見事である。その前に大泉をラッフルズ・ホテルなどで贅沢三昧をさせるのも、何度見ても笑える。西表での「牛」を「虫」にするのは、いかにも後から考えた騙しであり、視聴者には期待はずれだった)


2.スタッフや鈴井も苦しんでいる

(マレーシアでは、当然ながら年齢・体力的に騙した側の方が先に「やられて」しまった。鈴井が硬い木のベッドに横たわる姿は、それこそ「受刑者」であった。西表では残念ながら、フィクサー藤村Dが出演陣を追い込むための一方的な「悪者」になった印象を視聴者に与えている。これは「屋久島釣りバカ対決」のときも同じ状況が生まれた)


3.「旅ロケ」の基本である「珍道中」がある

(「ジャングル・リベンジ」は、二度目の旅だからこそ当時と比較して新たな展開を加えた番組が作れる、ということを示した。前のマレーシアロケを知らなくても楽しめた。西表ロケは島内の一部であり、しかも日本なので本州の田舎と似ている景色も多く、変化に乏しかった。最後の2週に放送された上原港の夜釣りにいたっては真っ暗だ。番組では仕方なくそれをネタにしていたが)


4.何より、大泉がキレていた

(藤村Dは毎度ながら、あの手この手を使って大泉をブチギレさせようとする。マレーシアでは自然環境が彼を自然にそうさせたが、西表ではむしろ大泉が、夜釣りなどでロケを成立させようとフォローする場面が目立った)


 ちなみに「1」で一番笑わせてくれたのは、「香港大観光旅行」の赤穂浪士・大泉による「拉致には拉致を!」がある。現在、かの国の問題のために地上波で放送されていないのは残念でならない。


 「2」では、「サイコロ韓国」や「ヨーロッパリベンジ」などが挙げられるだろう。特にヨーロッパ・リベンジは次々とカメラの前で精神が崩壊していく様は、ある意味ドキュメンタリーの域である。


 「3」では、マレーシア以外でも「ベトナム」「アメリカ」「ヨーロッパ」「オーストラリア」「アラスカ」「コスタリカ」などなどの珍道中が数多くある。名前を挙げた海外企画は(変な言い方だが)どれも見事な珍道中である。


 「4」での一番は「シェフ大泉夏野菜スペシャル」を挙げないわけにはいかないだろう。「おい、パイ食わねえか」は、名言人気投票の1位に輝いた。


 話を今回のDVDに戻す。


 西表でのロケの成功度、あるいは放送後の視聴者の反応を知っているからか、今回の特典映像は、昨秋の真駒内での「どうでしょう祭」の映像らしい。

 私は相方と、この祭りに行くために昨秋北海道まで行ってきたので、日曜日(最終日)の祭りの様子はよく覚えているのだが、大泉の両親が来たという土曜日の様子などをぜひ見ておきたいと思っている。


 ま、だから新作DVDも買うには買うのだが、、、