今月11日から下鴨神社の「糺の森」で、京都古書研究会主催の「古本まつり」が開かれている。
春は「みやこメッセ」、秋は百万遍の「知恩寺」で開かれる「まつり」は、すっかり京都の恒例行事となっている。
私は学生の頃からこの「まつり」に、時間の許す限り通ってきた。この数年はなかなか行く機会がなかったが、今年は久しぶりに夏の「まつり」に行くことができた。今年も関西を中心に40店舗近くの古書店が参加している。
ある古書店で、大量の本が「3冊500円セール」に出されていた。常連客が店主に事情を聞いていた。店主が言うには、販売業態を店舗中心からネット中心にスライドするために、店舗スペースを縮小するのだという。どうやら、そのために比較的安価な(2000円程度まで)の本を「大量処分セール」しているのだ。本の価値を知らない大手古書店チェーンの席巻がもたらす悪影響は、京都の小さな古書店にも及んでいた。
ただ、私はその「恩恵」に浴して、11冊を4000円ほどで買い込んできたのだが。
下鴨神社は、猛暑の京都にあって涼しい風が流れ込んでくる場所であった。売店のかき氷が飛ぶように売れていた。この「古本まつり」は16日まで開かれている。
