おはこんばんちは、信田(しだ)です。
●シュラッグとオーバーヘッドシュラッグを使い分けることが重要です。
理由は、優位に働く部位が異なるからですね。
シュラッグは、肩甲挙筋と菱形筋。
オーバーヘッドシュラッグは、僧帽筋上部。
では、どういうふうに使い分ければよいか考えていきましょう。
●肩甲挙筋vs僧帽筋上部
肩甲挙筋は、第1~4頸椎の横突起と肩甲骨上角を結んでいます。
この筋が短くなっている場合、肩甲骨上角が挙上して「なで肩」に見えます。
僧帽筋上部は、上部頸椎の棘突起と肩甲骨肩峰を結んでいます。
この筋が短くなっている場合、肩甲骨肩峰が挙上して「怒り肩」に見えます。
つまり、肩甲骨肢位が上方回旋位ならシュラッグ、下方回旋位ならオーバーヘッドシュラッグをすればよいわけです。
●根本的な注意点
トレーニングを実施する前に、肩甲骨のポジションを確認してください。
肩甲棘が第3胸椎より低い場合、上記のエクササイズが必要となります。
逆に肩甲棘が第3胸椎より高い位置にある場合、クライアントに必要なのはストレッチです。
姿勢評価を必ず実施して、適切なトレーニングメニューを実施してくださいね^^