オープン前のジムでクロストレーナーをこぎながら更新しています。
おはこんばんちは、信田(しだ)です。
「こんなに高いお金じゃ誰もやらないでしょ」
パーソナルトレーナーになるとき、僕はそう感じました。
でも今は全く高いと思わなくなりました。
●パーソナルが安くない理由
パーソナルが高いと感じるのは、60分6000円という実施時間だけを見ているからです。
大手クラブに所属している場合、30%は回収されます。
この時点で取り分は60分4200円です。
でも時給としては、まだ高額ですね。
クライアント一人当たり、データ管理・資料作成・情報収集に30分かかるとします。
これで90分4200円、60分に換算すると2800円です。
この時給で一日5人を週5回勤務で回すと28万円です。
これは月100セッションをすべて60分で実施した場合の数字です。
60分を月に100件できるトレーナーって多くはありません。
月に50件しかできないと収入は14万円です。
さらに、この収入から自己投資をしていかなければいけません。
資格をとるなら10万、20万はかかります。
セミナーも質の高い内容なら、1回で1万円くらいかかります。
●それでもパーソナルは高額ですか?
僕たちがパーソナルを続けていくためには、60分6000円をいただく必要があるのです。
さらに言うと、質の高いセッションを提供するには、60分80000円はいただかなければ実現できないな…とも思ってます。
この理由は、より深みのあるセッションをするには、多角的に深く学ぶ必要があるからです。
機能解剖学を学ぶのに1万円の書籍を買ったとします。
より多角的なアプローチをするには、生理学、運動学、トレーニング理論、バイオメカニクス、内科的疾患、整形外科的疾患、ストレッチ、手技療法、栄養学、心理的アプローチ、ブランディング、マーケティング・・・
ざっと考えてもよいセッションをするには、並の10倍以上はかかります。
そう考えたらパーソナルを安売りしようとか考えなくなりますよね。
より高い代価を支払っていただき、より質の高いセッションを提供したい。
僕はそう考えています。