ゴブリンLIVE.2018.10.27 | DEATH VIDEO 2000

DEATH VIDEO 2000

Keep On Burning

友人のご厚意によりゴブリンのライヴに初参戦してきました。小学生の頃、初めて購入したLPが『サスペリア』のサントラ、中学生の頃、大阪千日前のレコード屋2階で始めて買った中古ビデオがアメリカ版の『DEEP RED』と、まさにクラウディオ・シモネッティに人生を狂わせられたんだなぁと演奏を聴きながら思い出が蘇えりました。

『ゾンビ』をスクリーンで観るのは3回目。劇場初公開版、ロメロ版、そして今回のゴブリン生演奏つきアルジェント版です。何度も観ているとゾンビがマネキンの真似しているのはどうだろうとか、バールでトラックの窓割ってんじゃんとか、初めて銃を手にしたフランの援護射撃が有り得ない角度で百発百中だとか、暴走族のひとりが囲まれて襲われるカットのピンが甘いとか粗も見えるんですが、そんなところも含めて傑作なんです。どのヴァージョンも全て傑作なんです。

今回観て驚いたのは序盤アパートの死体置き場の地獄絵図、カットが明るかったことです。しかしその明るさでもトム・サヴィーニのメイクはなんの遜色もなく完璧だったんです。メイク、演出、そしてゴブリンの音楽、まさに奇跡の結びつきによって生まれた映画だったんだなぁと。

イタリア本国でもゴブリンの生演奏つきライヴはこれで打ち止めのようですが、まだまだ作品はあります!『フェノミナ』はヘビメタが入っているのでちと辛いかもですが、アルジェント作品でも『シャドー』『スリープレス』がありますし、アルジェントで括らなければ『ビヨンド・ザ・ダークネス』『パトリック』『エイリアンドローム』『セント・ヘレンズ』などなどあります!会場もチッタなどと気取った場所でなくナガシマスパーランドや常磐ハワイアンセンターで『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』を風呂上りに浴衣で観たい!

関係者の皆さまよろしくお願い致します!

ゴブリンを健康ランドの輝く星にしましょう!