リチャード・ペピンがCyber-Trackerシリーズの合間に撮った少しだけ評価の高いアンドロイド映画。
テロリストがビルを占拠し大使を含む多数の人質をとり仲間の解放を要求する。
女性の人質を高層階の窓から付き落として凶悪さをアピール。
そこで警察が投入したのはアンドロイドによって結成されたターミナルフォース、通称T-Force。部隊はテロリストを次々と退治していく。
しかしその強引な手法により人質6名の命が失われてしまう。
市長と警察はこれを重要視してT-Forceの解散を求めアンドロイドの破壊命令を下す。だがアンドロイドには自衛本能があり警察本部の壊滅作戦を決行。
反旗を翻したT-Forceに一人の刑事と一体のアンドロイドが戦いを挑むのだが…
自我に目覚めるアンドロイド映画といえば『ブレードランナー』が有名ですが、もうパクリとは呼ばせないアクション映画に仕上がっていて、やれば出来る子だったと証明したペピン監督の傑作と個人的には思います。切なくて優しいラストの余韻が心地いい。
ターミナルフォース/叛逆のサイバーコップ (1994)
原題:T-Force
監督:リチャード・ペピン