引き続き生涯の楽曲第4位は・・・
As It Is - PAT METHENY GROUP (Speaking Of Now 2002年発表)

この曲は上記アルバムSpeaking Of Now収録の一曲目、大々的なメンバーチェンジの後、
発表された名アルバムのオープニングを飾る曲。
曲を語る前に、最強とも言えるメンバーにより生み出されたこのアルバムについて少し。
メンバーは(wikiより)
パット・メセニー - ギター
ライル・メイズ - ピアノ, キーボード
リチャード・ボナ - アコースティック・ギター, フレットレス・ベース, ヴォーカル, パーカッション
スティーヴ・ロドビー - チェロ, アコースティック・ベース
アントニオ・サンチェス - ドラムス
デイヴィッド・サミュエルズ - パーカッション, マリンバ
クン・ヴー - トランペット, ヴォーカル
となっており、従来のメセニーサウンドと異なるのは、クン・ヴーのTpが加わりサウンドの幅が広がったことと、より革命的だったのはリチャード・ボナによるコーラスが加わったこと。
クン・ヴーもコーラスを努め、不思議な魅力を醸し出した。
そして〈変拍子を変拍子に聴かせない〉というテクニックを持った名手:アントニオ・サンチェスが素晴らしいドラミングを披露し(ライドシンバルが最高に気持ちいい)、この名盤は生み出された。
1.As It Isの他に、2.ProofのTpソロから引き継ぐ様に流れるPianoソロ
3.Another Lifeの幻想的な2人のコラース、
4.The Gathering Skyのドラムソロ(ライブではここからドラムソロに流れたりも)、
5.Youの美しいコーラスによる旋律、
6.On Her WayのGとコーラスのユニゾン、
9.Whever You Goのキャッチーなメロディー・・・等々、聴き所満載のアルバム。
1.As It Isは、一聴しただけではわからない魅力を持った楽曲。
テーマはユートピアの様な世界(ジャケットを象徴しているかの様)を連想させ、作曲したメセニーの恩恵を授かることができる(大げさですが・・・)。
途中から加わる2人のコーラスメロディーが最高で、何度聴いてもイイ。
全てが美しいという言葉だけでは言い表せないです。
さらには中盤~終盤にかけテンポアップし、異なるリズムに突入し、クライマックスを迎える。
この曲にはこのメンバーにしか出来ない魅力とテクニックが詰まっている。
そしてJazz史上の名曲、ハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」に似た神がかった曲である。
大音量で、最高の音で聴くことが夢です。。
※ちなみにこの頃の来日公演は行きました。泣けました。
それではどうぞ↓↓↓