前回に引き続き、生涯2位の楽曲です。
Starless - King Crimson (Red : 1974 収録)

オリジナルは1974年、この曲を初めて聴いたのはおよそ10年程前なので、
リリースされてから約30年後となります。
※度重なるメンバーチェンジを得て、最後に残った3人。しかし最高傑作のアルバム。
King Crimsonとは、言わずと知れた・・・プログレ界の大御所:ロバートフリップ氏率いる、先鋭集団(?)であり、新しいことへの挑戦と、進化し続ける音楽論で、本当の意味でのプログレッシブ(進化する)バンドと言える。
個人的な見解では、〈プログレッシブ〉というジャンルはあれど、これはKing Criomsonだけに用意されたジャンルというか呼び方??・・・と言っても過言ではないかと。
ジャンル分け云々は元々必要無いですがね。
さて、このアルバムでは1曲目の[Red]に人気があり、この[Starless]は最終曲となりますが、
兎に角「美しい」の一言です。
最初のテーマの旋律からまさに「星ひとつない暗黒」を連想させ、King Crimson最後のメッセージとまで言われている楽曲が展開されていきます。
途中挿入されるSAXの旋律、そしてメロトロンの美しい音色、
終盤へ向かう前の変拍子の激しいリズム隊、荒々しいサウンド、
そして終盤(11:18辺り)・・・全てに光が注がれたかの如き、SAXでのテーマ(ここで涙!!)。
※初代の頃の Ian Mcdonaldがゲストとして参加し、この旋律を吹いていることにまた感動する。
とエンディングまで安らぎと緊張感と、感動を与えてくれる、楽曲です。
CDタイム12分21秒。長いですが・・・もっと聴いていたい、いやもっと浸っていたい。
この楽曲の最後のテーマは、世界最高に美しいです。
断言します。これ以上の旋律には未だ出会えていません。
では、どうぞ↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=Z9IQnDRYIYU