元読売テレビアナウンサーの清水健さんの実話。
闘病ものは読んでいて辛くなって気持ちが落ちてしまうのが怖いので
あまり読まないのだが、図書館で見かけてつい手に取ってしまった。
清水さんがメインキャスターを務めていた夕方の情報番組はよく見ていたのだけれど
ある時いきなり「家族の看病のためしばらくお休み」となり
程なくして奥様の訃報が流れ、とてもびっくりしたのを憶えている。
普段通りに番組を進行させていた裏で
毎日のように奥様の病院から出社していたこと
仕事の合い間をぬってあちらこちらの医師を訪ね回り
よりよい治療を求めてとことん調べたり
精神的にも肉体的にも極限状態で
想像を絶する日々だっただろうと胸が痛くなる。
結婚してわずか1年9ヶ月。
出産して4ヶ月足らず。
どんなに生きたかったことだろう。
生きていてほしかったことだろう。
でもこれは辛さを訴える本ではなく、清水さんから奥様への熱烈なラブレターだと思う。
だから私も、冒頭に書いたような落ち込み状態にならずに一気に読み終えることができた。