とある事件がもとで、10年勤めた銀河堂書店を辞めることになった主人公・月原一整は、
ブログで知り合った桜風堂書店の店主を訪問することを思い立つ。
「船長」という名前の白いオウムを連れた旅。
夢のように美しい桜野町で、一整は店主から桜風堂書店の立て直しを依頼される。
人付き合いが苦手で、元職場の同僚たちとも距離をおいていた一整だったが、
新刊『四月の魚(ポワソンダブリル』の発売日に向けて販促の準備をする中で、
桜風堂書店で働く一整と、遠く離れた元職場の銀河堂書店の書店員たちの気持ちが
温かくつながっていく。
何しろ『四月の魚』は、「宝探しの月原」と呼ばれていた一整が、これは絶対売れるとふんだ作品なのだから。
それぞれの固有名詞からしてもう、ファンタジーの世界である。
登場人物みんなが温かくてやさしい。
登場人物みんなが温かくてやさしい。
しかしそんな中にも、本を愛し書店を愛する書店員たちの陰の努力や、
書店員同士のネットワークなどが、しっかりした取材に基づいてリアルに描かれていた。
書店員同士のネットワークなどが、しっかりした取材に基づいてリアルに描かれていた。
芥川賞や直木賞の受賞作にはいまいちピンとこなくても、
本屋大賞のノミネート作には素直に納得がいくものが多いのも分かる気がした。
なんかこの小説は、三浦しをんさんの『舟を編む』と系統が似ているな~と思った。
なんかこの小説は、三浦しをんさんの『舟を編む』と系統が似ているな~と思った。