たまたま続けて読んだ2冊。
「スケープゴート」 幸田真音
「編集ガール」 五十嵐貴久
荒っぽくまとめてしまえば、どちらも
思いがけない大抜擢を受けたヒロインのサクセスストーリー。
思いがけない大抜擢を受けたヒロインのサクセスストーリー。
「スケープゴート」の主人公は
大学教授から大臣へ、そして
豊富な知識と培ってきた人脈を活かして
信念に基づいて政界のトップを極めていく。
呆気ないほどとんとん拍子に出世していくのが
「あり得ないだろう」と思いつつも気持ちいい。
現実にここまで清く正しい人って政治家にいるのか疑問だけど。
「編集ガール」の方はもっと突飛だ。
そろそろ結婚しようかな、と考えている経理部員が
社長命令でいきなり新企画の雑誌の編集長に。
イヤイヤイヤ、ナイナイナイ・・・
そしてまた最後のオチが
「なんでそうなる!?」
というカンジで。
まあ・・・軽く読めた。
女性のサクセスストーリーというのは
ドラマでも小説でもちょっと嘘っぽくなる。
世の中は依然として男社会だし
現実にはそんな短期間に女性が男性と同等かそれ以上に
認められることはほぼないよね。
何かのアピール目的で「女性起用」みたいなのは
よくあるけれど。