『十四番目の月』 海月ルイ | ふぁいのだらだらな日々

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2歳の女の子が誘拐された。
大規模な捜査網が張られたにもかかわらず、身代金は奪われ
その後、女の子は無事保護された。

次々といわくありげな人物が登場するせいで
動機も犯人像も全く絞ることができず
先が気になってどんどん読み進んでしまった。

しかしながら一応主人公らしきピアニストの奈津子が
小説の終盤まで、事件に興味なさそうなのはどうかと思う・・・

そして最後バタバタッとあっけなく謎解きをするのも違和感がある。

「誘拐事件」は計画通り遂行されたけれども
そもそも犯人はこれで満足できたのか?
そこにむなしさしか残らなかったとしても、せずにいられなかったと言いたいのか?

なんかもやもやが残るカンジかな・・・