『1016』 








この数字を知ってるのは







『あの人』しかいない







あたしね






ずっとこだわってた






ある日ね






ある賭けをした







もしあたしが勝てば







『あれ』を変更して






あたしが負ければ






『1016』の意味と、それを変更する 






半分は期待した






でももし






あたしが勝っても






変更するつもりでいた






賭けはあたしが勝った






だけどやっぱり






守ってはくれなかったよね…







期待はしていなかったけどね






だけど本当に小さな事なんだ






だけどなんだか悔しくて






あたしも意地になって






絶対にこの数字は変更しないって






変なこだわりをもった







だけど…







あたしは意地悪にはなれない







あんな表情見たくないし






好きな人が何よりも誰よりも大事








ウザイあたしは







小さなこだわりを 









『明日』







抹消します






別に








あんな小さなこだわりは気にしないよ…








あたしが1人でこだわってきぃーきぃー言ってるだけだから…








『1016』









さよなら