古い歌だから誰も知らないだろうなあ…春雷。

 

冷たい空気と暖かい空気が入れ替わる、春の訪れ。

今、しきりに雷が鳴っています。東京はこれから夜半まで雨が降るそうです。

 

この雨が止むと本格的に春がやってくるのではないかと期待しています。

寒いなら寒い、暖かいなら暖かいとはっきりしない季節の変わり目はあまり得意ではありません。着るものも難しいですしね。

 

さて仕事の話。

介護の仕事を一日単位で考えると大きく2つに分けられる、という話はもうしましたっけ?

 

訪問サービスは別として、施設サービスにおいて一日の流れを円滑に行うための段取りを踏んでいくものが「通常業務」その対極が「個別援助」「接遇」なのだと考えています。

 

前者が食事時間をオンタイムで行う、トイレ誘導や口腔ケアをレクや集団体操の前に済ましておけるよう誘導すること、など。

後者はお風呂の中でゆっくり話をしたり、食事が遅いご利用者をせかしたりせずご自身のペースで召し上がっていただけるように見守ること、などでしょうか。

 

どちらが大切かという議論ではなく、どう折り合いをつけてサービス提供していくかということが大切なのだということを主張したいと思います。

 

施設介護はご利用者も複数、介護士も複数…いわゆるグループ介護になります。

その中で考えなければいけないことは、やはり「介護職の綿密な連携」とご利用者からの介護職へのベクトルは「1対1」であることではないでしょうか。

 

ご利用者からの主張・訴えを汲み取って対応するために、全体の動きと個別援助をバランスよく展開していくことが施設介護においては必要不可欠なのです。

 

話を聞いてほしいとの訴えに、ニーダウンして対応することは必要。その状況を同僚なりフロアリーダーにきちんと伝えて全体の動きをせき止めないことが不可欠なことなのです。

 

職員全員が誘導や準備などの「通常業務」に取り掛かってしまったら、ご利用者の様子を見ることができません。逆に全員が個別対応していたら、予定が大幅に狂ってしまうでしょう。

 

通常業務を行いながらご利用者の様子を見ればよい、とOJTなどで指導することも多いと思います。しかしその前提にあるものは「介護業務の熟練」であり「作業効率を上げる」ことであることは否定できないと思います。

 

一つだけ言えること…それは「口腔ケアが10分遅れた」としても「トイレに行きたくないというご利用者の誘導が遅くなり失禁してしまった」としても、全体の流れにそれほど大きな悪影響はありませんし、どこかで必ず取り戻せる程度の「ほんの些細な」時間でしかないということです。これは経験上はっきりと断言することができます。

 

介護職に必要なことは「きちんと通常業務を回す能力」よりも「臨機応変に様々なことに対応できる柔軟性」であると、介護職をはじめ特に管理職にきちんと理解してほしいと思います。

 

そうしないと、ぎすぎすした施設になってしまいますよ。間違いなく。

 

施設運営に売り上げはつきものです。社福でも民間でもそれは大きな違いはありません。

これだけ発達した情報社会。落ち着いた雰囲気の良い施設を作り、評判を上げることはとても大切なことなのです。