(前回のあらすじ)映像が不鮮明になったテレビを直して貰ったところ、今度はチャンネル数が減少するという不可解な事態に。チャンネル数を元に戻して貰うべく、主婦Aはフロントへの電話を決意する。
君は、生き延びることが出来るか!?
今回のチャンネル数減少に関しても、相方が通訳さんにお願いしてアパートのフロントに連絡して貰ったということでしたが、16時を回っても何の音沙汰もありません。
このままでは前日同様終業サスペンデッドが危ぶまれる、そう思った私は脳内での会話シミュレーションもそこそこにフロントに電話をしました。すると、
「テレビは直ったのですか?直っていないのですか?」
との応答が。
それは私が聞きたい事ですよ!!
兎に角修理後チャンネルが減ってしまった事を伝え、システムの方に来て頂くことになりました。
しかし今回はフロントの方の手が離せなかったのか、システムの方が一人でいらっしゃいました。
タイ語しか通じないだろうな…、と自らのタイ語に木星より大きな不安がある私は、何の問題も起こらないよう思いつく限りの神様に祈りながら作業を見守っていました。
すると暫くリモコンを弄っていたシステムの方が、NHK WORLDを選局して「この局ですか?」と笑顔で振り向きました。
違います…。NHK WORLDは英語のプログラムです…。
私が見たいのは日本語放送のNHK WORLD PREMIUMです!!
しかしそれをどう伝えればいいのか…。
しっかりしろ、君は強い女の子じゃないか!!走れ!フラウ・ボゥ!!
自分がまだ「女の子」の範疇に居るかどうかはここでは問わない!
それにしても英語と日本語はそんなに似ていますか?
いや、私にとってのタイ語とラオス語ぐらい区別がつかないものなのかもしれない…。
いささか混乱気味の頭で考えに考えて出てきたタイ語が、
「これは英語のプログラムです。日本語のチャンネルがありません」
君はロボか!?
中級クラスまで進んだのだからもう少し気の利いたことが言えそうなものですが、とりあえず意思は伝えられたのでよしとします。
こうして無事に失われたチャンネル達が帰還した訳ですが、チャンネルの並び順が前回と異なっていました。
NHK WORLD PREMIUMは音量が何故か通常の3倍になるため、しっかりチャンネルを覚えておかねばなりません。
因みに拙宅では3台のテレビ全てのチャンネルの並び順が異なっていますが、設定を変えようにもインストラクションがタイ語で如何ともし難いのです。。。