D2Dのデバイスにvmtest01をバックアップするためのバックアップジョブを作成していきます。

BackupExecでは、きめ細かいバックアップを行うためのテンプレートとして、「選択リスト」=バックアップ対象と「ポリシー」という、どのデバイスにいつバックアップするかの二つのテンプレートが用意されています。

では早速

今回のテスト環境では、vCenter経由で行います。
■VMware vCenter及びESXServerをクリックすると、vCenterの追加画面がでますが今回は省略

階層構造をたどってvmtest01をクリックすると仮想ディスクのみバックアップとして選択されます。一応仮想マシンファイルも含んでいるようです。ESX直接も可能ですがその場合、HAして後にvMotionで元のサーバーに戻さないとバックアップエラーになります。
VMware vSphereのテスト環境構築

選択リストで重要なのが、各アカウントとパスワードの設定
今回はvCenterとvmtest01のアカウントとパスワードを事前に指定しておく必要があります。私の環境では同じパスワードのため、共通の設定になっています。
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もし違う場合は、「変更」から「新規」を選択してください。
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ここでアカウントとパスワードを登録します。
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選択リストの中ではとくに時間指定は不必要です。

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次にポリシーの設定。
画面では既にD2Dのジョブテンプレートを作成していますが、中身を確認していきます。


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ここで、D2Dのデバイスとメディアセットを指定
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VMwareの設定画面、オプションライセンスを購入していない場合、GRTは無効にしないと警告が出ます。
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ここでバックアップする日時を設定します。

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ここでは毎週月曜日
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0時開始で他の要素で待たされても1日間バックアップの待ちをする設定にしています。
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ポリシーの作成が終わったら、ポリシーの上で右クリックすると下図のような画面
今回は作成した選択リストvmtest01で
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そうすると自動的にバックアップジョブが作成されます。
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曜日は違いますが即実行すると
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一応バックアップ成功
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メディアの管理画面にてメディアセットの確認(バックアップ実行前)
なにもメディアがアサインされていない状態です。
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バックアップ実行後は仮想メディア(1ファイル)が自動生成され、メディアセットにアサインされています。

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