「秦氏=ネストリウス派」?からの続き

イスラム過激派が「アラーは偉大なり」と祈り無差別テロを繰り返し、自爆テロで死んだら天国へ直行できると信じ、死後は英雄として語られる。このように戦意高揚のためにカルトを利用するのは、どこの国でも起こりうる。大東亜戦争での天皇陛下万歳、神風、鬼畜米英の背後にあったカルトは現在も生き続け、最近の内向き志向の日本で増殖しているようだ。

【シオン賢者の議定書】
「シオン賢者の議定書」は史上最悪の偽書と言われ「ユダヤ人による世界征服の陰謀」文書で反ユダヤ主義者や陰謀論者の間で盲目的に支持され現在も根強い支持者がいる。

この文書はロシア帝国内務省警察部警備局により捏造されロシア革命前夜、民衆の不 満をロシア皇帝からユダヤ人にそらすためであった。


その後この本は世界中に広がったが、1921年英紙『タイムズ』の編集部は「シオン賢者の議定書」の元ネタを暴露、大英博物館に保管されていた『マキャベリとモンテスキューの地獄での対話』と本書とを比較して、マキャベリ(ナポレオン3世)の部分をユダヤ人に置き換え、大量の加筆を行ったとその正体を明らかにした。

この報道のため英国では熱は冷めてしまい、ロシアではソビエト時代になると発禁本とされた。

【ナチスとカルト】
ヒトラーはこの「シオン賢者の議定書」を熱狂的に支持し偽書と知りながら「歴史的に真実かどうかなどはどうでもよい、内容的に真実であれば体裁などは論ずるに足らん」と述べ、自らの世界制覇を正義とするために、ユダヤ人世界征服陰謀を悪とし、シオン賢者の議定書を利用した。

さらにドイツ人は純粋なアーリア人の血を引く、世界で最も優秀な民族「アーリア人優越民族説」と結びつけ、ユダヤ人が最も劣等な民族であると主張しユダヤ人絶滅計画ホロコーストを遂行した。

反ユダヤ主義は、ペストが流行ればユダヤ人が井戸に毒を入れた、不況になればユダヤ商人が不正に経済を牛耳っているなど、2000年前からキリスト教会で伝統的に継続されてきた。カトリックもプロテスタントもナチスを支援していたのだ。

ナチスが史上最悪の偽書「シオン賢者の議定書」と「アーリア人優越民族説」で戦意高揚を計ったように、日本の軍部も「シオン賢者の議定書」と「日本民族優越論」を展開した。

もともとユダヤ人もユダヤ教徒もいない日本に、「反ユダヤ主義」が登場したのはいつ誰によるのか?


「反ユダヤ」から「親ユダヤ」への覚醒へ続く

写真左「1939年4月20日に、大司教Orsenigoは、ヒトラーの誕生日を祝った。」
写真右「 ヒトラーに挨拶するカトリック枢機卿」
新時代のキリスト教$新時代のキリスト教

写真左「聖母教会でサインに応じるヒットラー」
写真右「カトリックとの協約は、世界にヒトラーとナチス政府を正当化した」
$新時代のキリスト教$新時代のキリスト教

「ヒトラーに名誉のナチス敬礼をするカトリック司教」
新時代のキリスト教新時代のキリスト教
新時代のキリスト教新時代のキリスト教

写真左「選挙でヒトラーを応援するプロテスタント教会」
写真右「フランシスコ会修道士」
$新時代のキリスト教 $新時代のキリスト教