暗いニュースの続いた今年のクリスマスは、我が社ではイルミネーションを自粛しました。
「クリスマス」の語源は「キリストのミサ」(Christmas)に由来し、正確には12月24日の日没から25日の日没までだそうです。

イエス・キリストの降誕を祝う記念日であるが、聖書には、イエスの誕生日を特定する記述は無く、後世に後付けされた習慣で、遅くとも345年には西方教会で始まった、ミトラ教の冬至の祭を転用したものではないかと言われている。

短くなり続けていた昼の時間が冬至を境に長くなっていくことから、太陽神ミトラスが冬至に「再び生まれる」という信仰により、ローマ帝国時代において、ミトラス教では冬至を大々的に祝う習慣があった。

【ミトラ教】
ポンペイの遺跡にもみられるように古代ローマではギリシャやエジプトの密議宗教、秘儀参入が繁栄していた。

ミトラス神は古代インド・イランのアーリア人が共通の地域に住んでいた時代までさかのぼる古い神であり、150年頃、ローマ帝国内に姿を現し、またたく間に全土へ広がり、約300年間信仰された。

キリスト教の有力なライバルでローマ帝国の国教の地位を争ったほどの大宗教だった。初期キリスト教はローマ帝国で迫害されたが、国の分裂を一神教で統一しようとキリスト教を公認(313年)するとミトラス教は破壊、迫害により5世紀頃には消滅してしまった。

ローマのサンタ・プリスカ教会にあるミトラス神殿遺跡の壁には、et nos servasti . . . sanguine fuso (そしてあなたは我らを救う……流された血によって)と書かれたいるそうです。


【マタイによる福音書 / 1章 23節~2章12節】
「見よ、処女が身ごもって男の子を産む.人々は彼の名をインマヌエルと呼ぶ」(インマヌエルは、神われらと共にいますと訳される)。
ヨセフは眠りから覚めて、主の御使いが命じたとおりに行ない、彼の妻を迎え入れた。
ヨセフは、彼女が男の子を産むまで、彼女を知らなかった。そして彼の名をイエスと呼んだ。

さて、ヘロデ王の日に、イエスがユダヤのベツレヘムで生まれた後、見よ、星占い師たちが東からエルサレムに着いて、言った、「ユダヤ人の王として生まれた方はどこにおられますか? わたしたちは彼の星が昇るのを見たので、彼を礼拝しに来ました」。ヘロデ王はこれを聞くと当惑し、エルサレム全体も彼と共に当惑した。

そこで彼は民の祭司長、聖書学者をみな集めて、キリストはどこで生まれることになっているかと尋ねた。すると彼らは彼に言った、「ユダヤのベツレヘムです.それは、預言者によってそう書かれているからです。『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダの君主たちの間で、決して一番小さい者ではない.なぜなら、あなたから一人の支配者が出て、わたしの民イスラエルを牧するからである』」。

そこで、ヘロデはひそかに星占い師たちを呼び、その星が現れた時を、正確に突き止めた。そして彼らをベツレヘムに遣わして言った、「行って、その子供についてつぶさに捜しなさい。そして彼を見つけたなら、わたしに報告しなさい.わたしも行って、彼を礼拝しよう」。

彼らは王の言うことを聞いて、道を行った.すると 見よ、彼らが昇るのを見たあの星が彼らを導き、その子供がいる所に来て、その上にとどまった。彼らはその星を見た時、大いに喜び歓喜した。そしてその家に入り、その子供と彼の母マリヤを見た。彼らはひれ伏して、彼を礼拝した.そして宝の箱を開けて、彼に金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。

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