「四段・五段で、自分の知らない県外の道場などに出稽古に行く時の心得」

 

マニアックM

 

過去に、大きな試合にも出たことが無い。

それでも、剣道が強くなりたい。

そんな強い思いで、出稽古に行く四段・五段。

 

折角、出稽古に行く心得をご紹介して見ます。

 

①道場に入ると、一番上の道場主の先生に一番に挨拶に行く

②道場の上と下を道場の係の人に伺う

③自分の防具をどこに置けばよいか伺う

④道場の係の人が、正座の位置は指定されますので、黙って素直に座る

⑤そのとき「いやいや私は一番下に」などいらない事は言わない

 

さて、稽古。

 

初めての道場で、誰と稽古したらよいか分からないのが現実です。

 

★昨日、遠くから参加の四段になりたての剣士が出稽古に参加

 

★マニアックMがマネージャーとして、5人の先生を選択しました。

 

1人目・・・選んだ理由

元高等学校校長先生。

全国大会出場常連校を長年指導されて、どんな剣士相手でも対応できる。

 

四段剣士との稽古を拝見して、なるほど、四段剣士に合わせた剣道をしてくださった」。

 

<四段剣士に稽古後のアドバイス>

先生と稽古するときに、余して打つような稽古はやめましょう。

こういう出稽古では、打たれても良いから、昨日も習った注意ポイントを頭に入れて打ち込む

勝負を先生としようとは思わないこと

 

2人目・・・選んだ理由

特別支援学校の先生。

元はバリバリの剣道家

崇菱会の高知遠征では最優秀選手

 

稽古内容は、全く手を抜くことなく剣先が中心から外れない。

そこを四段剣士が、何とか一太刀と基本の面打ちで挑む

先ほどのような余したり、下がったりの稽古をしない。

本人はやりにくかったと思うが、横から見ていて良い稽古。

最後は数本、剣先を開けてもらって、面打ちで終了

 

3人目・・・選んだ理由

娘さんが広島大学剣道部でその旦那さんも広島大学剣道部

真っ直ぐな良い剣道をされる。

年齢は私より大先輩

 

稽古内容は、やはり剣先を中々かいくぐって面を打てない。

打てないから、ちょこんと面を打っては下がる

小手を打っては下がる。

が、先生が何本か打ってくるところを、あたりはしないが

でるタイミングが良くなる。

ただ、剣先の振りが遅いので当たらない。

そこを理解することだけでも大収穫

最後やはり面を数本打たせてもらって終了

 

4人目・・・選んだ理由

さて次は、防具屋さんにしようか?と思っていると

仙人が現れてきて

「私と稽古をしていただけませんか?」

「汗びっしょりですね。息も上がっているから少し休んでから」

仙人らしいアプローチ

 

稽古内容

私でも仙人と稽古するには息が上がる。

四段剣士何とか打ち込もうとすれど許してもらえない。

最後は打ち込み状態で終了

 

本人は分からないだろうが、1人目の先生への稽古からすると全然良くなってました。

 

5人目・・・選んだ理由

現在五段で、大人になってから剣道を始めて、5月に京都で六段にチャレンジ

「私が六段にチャレンジするとは思ってもなかったのですが」

年齢は私より少し上

剣道は正直真っ直ぐな剣道

 

稽古内容

なんと10本の相打ちで1本は四段剣士の剣先が相手の面に当たる。

打ち込んで行けばすり上げを食らうこともあるが、前に出る稽古

中々、剣道らしくなってきた。

相手先生も昇段審査前で、ちょうどよいウォーミングアップが出来たかな?

 

剣道はエレベーターに乗ってエレベーターの中で稽古しているようなもの。

 

出稽古が終わって、出稽古のエレベーターを降りると・・・

 

エレベーターに乗った時は1階だが・・・

 

地元に戻ってエレベーターを降りるとそこは、

知らないうちに5階まで登った感覚を打つかめます。

 

出稽古最高!!

 

                      マニアックM