「保育園落ちた日本死ね」について、気持ちは分かる、書いてある事も分かる。
しかし今ひとつ共感しきれなかったモヤモヤがあった。
この石井孝明氏のコラムを読んでモヤモヤはこれかな？という気がした。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160308-00010000-agora-soci
まぁ私の思考でここまでは到達できないけど、
多分このへん↓とか。

『自分で問題を解決することを当然と思う。
他人に施しをもらうことは、自由と活力と尊厳を失う面があることを認識する。
明治の思想家福沢諭吉が強調した「独立自尊」の信条だ。
「アベ悪い」「日本死ね」と感情的に叫び、国を批判しながら国に頼る人ばかりの社会。
どちらが健全だろうか。子どもの健やかな成長をもたらすだろうか。』

都会には仕事はあるが保育環境は飽和状態。
田舎に帰って二世帯で協力して行く？でも仕事の選択肢少ない、賃金安い。
都会で核家族で共働きしたい。でも子供預けられないから母親が働けない。

弱音を吐きたくなる気持ちも分かるけど、自分で選んだ道だよね。
確かに受けられるサービスは受けるべきだ、この場合は保育園とかね。

でも働きたいのはあなたの経済的な事情ではないか？
国が女性輝けよ、一億総活躍してくださいねって言うから、それに応えて働こうと思ってはいないでしょ？
日本という国の為に働きたいわけじゃないでしょ？
それで保育園に入れなくて、『国が女性も働けって言ってるくせに環境整えろよ！日本死ね！』
と口汚く罵っている所に違和感を覚えるのではないかと思う。

別に子育てしたいけどお金のない人は田舎に行けって言いたいんじゃないよ。
経済的事情で子供を諦めるなんてことは、もちろん無くなって欲しい。
この国のどこに住んでいても、安心して子供を産んで育てていける社会になって欲しい。

自分がやりたい事が、環境が悪い所為で出来ない！
環境のせいだ！死ね！と責任転嫁をしてブログで吠えてるだけでは変わらないから。
もちろん日本死ねのブログ主もこれから色々模索して解決して行かれる事だろうけど。
安易にまわりの所為にして感情的になるのは嫌だな。

そして記事の追伸にあったリンク先を読んだ。
http://con-isshow.blogspot.jp/2016/03/hoikuen.html
コレすごいな。希望が持てるわ。
こういう事をしていこうよ！
誰かに「死ね！」って放言してないでさ！
自分で始められない人は、始めている人に協力したら良いじゃん。
しかしこういう活動をしている人とめぐり会えるかって運だけじゃない。
普段からアンテナを張ってないといけない、疲れるけど。
責任転嫁と無関心は止めようね。

－以下、元記事から抜粋―

感情的な文章を称える愚行「保育園落ちた日本死ね」(http://anond.hatelabo.jp/20160215171759)
この文章を読んでみた。同情はする。しかし物書きの端くれである私から見ると幼稚な文章だ。「死ね」「子ども生むのなんかいねーよ」「税金使ってんじゃねーよ」という感情的な言葉の羅列だ。どこに共感すればいいのだろう。そして何も学ぶものがない。もちろんブログに個人的な感情を吐露するのは表現の自由であり、変に騒ぐ周囲の人々が問題だ。

　～中略～

子どもの保育支援は「金がない」という難しい問題であり、即座の解決はないだろう。いつまで経っても、誰かが不満を持つはずだ。また私は「感情的になってはいけない」という常識論は言えるが、恥ずかしながら具体的な解決をめぐるアイデアを持っていない。ただし問題のとらえ方をめぐり、参考になりそうな考え方を述べた一つの文章を紹介したい。あるベンチャー企業家に教えてもらった。

“あるアメリカ人の信条

私は平凡な人間にはなりたくない。
自らの権利として限りなく非凡でありたい。
私が求めるのは保証ではなくチャンスなのだ。
国に扶養され自尊心と活力を失った人間にはなりたくない。
私はギリギリまで計算しつくしたリスクに挑戦したい。
つねにロマンを追いかけ、この手で実現したい。
失敗し、成功し…七転八起こそ、私の望むところだ。
意味のない仕事から暮らしの糧を得るのはお断りだ。
ぬくぬくと保証された生活よりも、チャレンジに富むいきいきとした人生を選びたい。
ユートピアの静寂よりも、スリルに満ちた行動のほうがいい。
私は自由と引き換えに恩恵を手に入れたいとは思わない。
人間の尊厳を失ってまでも施しを受けようとは思わない。
どんな権力者が現れようとも決して委縮せず、どんな脅威に対しても決して屈服しない。
まっすぐ前を向き、背筋を伸ばし、誇りを持ち、恐れず、自ら考え、創造し、その利益を享受しよう。
勇気を持ってビジネスの世界に敢然と立ち向かおう。

ディーン・アルファンジュ（米政治家）“

～略～

追伸・ジャーナリストの今一生さんが、取材の中で見た、民間による保育サービスの変化をまとめている。「保育園問題は、民間で市民自身が解決できる」(http://con-isshow.blogspot.jp/2016/03/hoikuen.html)。ぜひ一読を。こうした取り組みを支え、自分で解決に動く社会が望ましい。