おもちゃ買取店の情報について -2ページ目

おもちゃ買取店の情報について

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「演劇」をかたちづくる、もう一つの要素の分け方は、いわゆる「演劇は総合芸術なり」という主張を裏書きするもので、つまり「演劇」の構成要素を、あらゆる姉妹芸術、音楽、美術、詩文、舞踊、俳優術の綜合、統一なりとして、ことさら「演劇」の独立性を無視しようとする意見であるが、それはそれとして、たしかに、「演劇」のなかに、それらの要素を含めて考える考え方も成り立ち得るのである。こういう分け方を押しすすめると、結局、光、色、音、影、声、言葉、線、運動、という風な、極めて抽象的な単位要素まで還元しなくてはならなくなるが、そういう理論のための理論は、ここでは取りあげないことにする。
 ひろい意味における「演劇」とは、これを「舞台芸術」と言いかえてもよいが、まさに、視覚と聴覚とにうつたえるあらゆる芸術の要素が、必要に応じて、いろいろな割合で、いろいろな強さで、混り合い、融け合い、組み合わされて出来あがつた、綜合的な「時間芸術」であると言えよう。
 この要素の分け方を標準として、それぞれの要素が、演劇のどの部分に、どんな関係で、即ちどういう「かたち」をとつて位置づけられるかは、本論各項で、それぞれの担当者によつて述べられることと思う。
 ここでは、単に、これらの要素の混り合う比重によつて、「演劇」の「かたち」が明らかに特色づけられ、それが、それぞれに、一つの「ジャンル」として独自の存在を主張していることを言えば足りるであろう。
 すなわち、音楽が主位を占めれば、それは「楽劇」又は「歌劇」となることはいうまでもない。