呪文先日 二世帯住宅で 階下に暮らす 老母の誕生日に アップルパイを焼いて 持って行った おめでとう ありがとう 86歳だね お父さん、わたし何歳だっけ? 86歳だよ アップルパイを 焼いたので食べてね ありがとう それじゃあ 去ろうとすると 呪文を唱えられた 90歳までは 生きたいね よろしくね 呪いの言葉が 日を追うごとに 心の中で 広がってくる