前回から時間が経ってしまいました。

 

今回は、Strydをどのように利用するか?について

極めて個人的な見解を述べていきたいと思います。

 

 

 

Strydの測定項目はいくつかありますが、

 

W (Watt ランニングパワー)

以外には

 

Form Power(フォーム維持のパワー)

FPR(Form Power Ratio 全体に対するフォーム維持パワー率)

LSS(Leg Sprint Stiffness 足のバネ)

 

あたりがStryd特有の特有の値でしょう。

 

GCT(Ground Contact Time 接地時間)

VO(Vertical Occlation 垂直運動量)

 

については、最近はGarmin2XXシリーズでHRM-Runやランニングダイナミクスポッド

無しでも測定できるようになってます。

 

(どーでもいいことですが、Garminのランニングダイナミクスポッドって買う意味あるのでしょうか。

LTが測定できないソラマメに、存在価値はあるのかと。

私はネットを探し回って、販売末期のHRM-Runベルト交換タイプを購入しました。)

 

 

Wは、トラックみたいな完全に平坦な場所だと速度と比例関係にあります。

トレッドミルなどでパワー単位でトレーニングを行いたいときは、Wとkm/hの換算式を作る必要があります。

ランニングエコノミーは人によって違うので(Form PowerFPRの値が高いと、ランニングエコノミーが低い)

換算式は個別に作成する必要があります。

 

トレッドミルで傾斜をつける場合は、Strydは自動認識してくれません。

Garminの場合、メニューでStryd Workout Appを選び、Appの中で

手動で傾斜(incline)を設定する必要があります。

1%の傾斜があると、パワー値は10Wくらい変わってきます。

 

 

 

Strydはトレーニングのサブスクメニューがあり、購読すると複雑なファルトレックプログラムを組むことができます。

このサブスクメニューが、Strydを生かす最大のオプションと言えるかもしれません。

 

トレーニングは距離単位でなく、時間単位で設定されます。

そのため、距離の決まったトラックがない場合や、平坦な部分の少ない練習コースでも構造的な練習(Structured Workout)を実行することができるようになります。

 

StrydのなかではCP(Critical Power)というスレッショルド値が用いられています。

これは1時間最大限の力で走ることができるパワー値です。

3分と20分の全力走の値があれば、CP推定式を作成できるとありますが、1500mと5000mの記録会の値が(私の走力だと)ちょうど適しています。

 

トレーニングはそのCPの値を基準にして、CPに対する%値から組み立てられます。

 

 

具体的なマラソントレーニングのインターバル練習例です。

 

12分Jog - (1分CP100%走- 2分レスト)x2 - 2分ジョグ - (5分CP100-110%走 - 2分45秒レスト) x 4 - 4分Jog

 

 

 

 

といった感じです。

実際のところ1200-1300mのインターバル走と同じなのですが、トラックじゃなくてもできるところがメリットです。

坂の登りだと、スピードは遅くなりますが、パワー換算で平地と同じ労力のトレーニングができるようになるわけです。

 

 

 

今回は文字ばっかりで疲れてきました。

 

次回は図などを使って、より具体的に説明します。