需要は少ないけど、かならず必要な人がいると思うので書いておきます。

とりあえず3年間使い続けて、トレーニングメニューもサブスクしている私が

書かなきゃ誰が書く?といった気分です。

 

 

Strydとは?

アメリカ新興企業のStryd社が出している、ランニングパワーメーターです。

運動強度をW (ワット)単位で記録してくれます。

通常はGarminなどのランニングウオッチとANT+などで接続して使用します。

自転車競技ではパワーメーターはメジャーらしいですが

ランニングはまだまだ知名度が低いです。

 

 

 

Strydをどのように使う?

シューズの紐にクリップして使います。

ランニングウオッチを使う場合は、時計の画面にWが表示されます。

 

 

Strydを使うメリット

坂道の労力と、向かい風の影響を正確に評価してくれます。

また、古いランニングウォッチと比べると、距離測定が正確であることをこの会社は謳っています。

(この点についてはGarmin255を使っていると、ちょっと眉唾)

トレッドミルでも正確に距離を出してくれますし、傾斜(incline)の運動量も正確に評価してくれます。

メーカーの謳い文句は、心拍計測よりレスポンスが速いことを挙げています。

これについてはStrydでも多少のレスポンスのずれがあるので(Ver2に関して言えば)

ちょっと主張しすぎな気もします。

 

 

Strydが記録してくれる項目

Strydには大きく3つのバージョンがあります。

 

Stryd(non wind)

Stryd(wind)

Stryd(Next Gen)

の3つです。

 

全てに共通の項目は

Distance(距離)
Power(パワー)
Pace(ペース)
Cadence(ピッチ数)
HR(心拍数)
Form Power(フォーム維持のパワー)
FPR(Form Power Ratio 全体に対するフォーム維持パワー率)
GCT(Ground Contact Time 接地時間)
LSS(Leg Sprint Stiffness 足のバネ)
VO(Vertical Occlation 垂直運動量)
 
バージョン2(Stryd(wind))以降は
Air Power(向かい風のパワー)

 

を記録してくれます。

 

CadenceやGCT、VOなどは昔はGarminでもHRM-Proを使えば出ましたが

今の機種は標準で表示してくれますね。

 

また、Stryd(Next Gen)は、2023年のアップデートで

2個のStrydを両足につけることで

足の動きの動作解析が出来るようになっています。

Stryd社ではStryd(Duo)と呼んでいます。

 

動作解析については、Facebookでたびたび話題になりますが

とりあえず動きを図化してくれる段階のようです。

結果の解釈が難しいようです。

 

 

Strydとランニングウォッチのパワー表示の違い

Strydは全体からForm PowerとAir Powerを引いた値を出してくれます。

ランニングウォッチは全体パワーしか表示しません。

 

 

今回はこのへんまで