前回は30km地点通過タイムから、サブスリー成功率を説明しました。
今回は、その数字の意味を解釈してみます。
30km地点で残りの距離は、12.195km。
通過時間2時間8分ちょうどで、残り時間は52分。
通過時間2時間7分ちょうどで、残り時間は53分。
通過時間2時間6分ちょうどで、残り時間は54分。
通過時間2時間5分ちょうどで、残り時間は55分。
と1分ずつ変化します。
52分を12.195kmで割ると4:16/km。
53分を12.195kmで割ると4:21/km。
54分を12.195kmで割ると4:26/km。
55分を12.195kmで割ると4:31/km。
と変化します。
4:16/kmは、ほぼ42.195kmを平均的に走るとサブスリーできるスピードです。
少しの失速も許されません。
統計的に、それができる人は10人に1人もいません。
4:31/kmともなると、サブスリー可能なランナーにとってはかなり余裕が生まれるスピードです。
この余裕がサブスリー可否の大きな要因となっているのです。
ただし、いくらタイムに余裕があっても、筋疲労や糖欠乏はいきなりやってきます。
2時間ちょうどで30kmを通過しても、サブスリーできない人は一定数いるのです。