企業が博士の採用に消極的な理由を考える | 日々の進捗状況

企業が博士の採用に消極的な理由を考える

今日は全国各地で火災が多く物騒な1日だったようです。

博士過程卒業者の就職難に関連して企業が何故ドクター取得者の採用をしたがらないのか企業の視点から考えてみたいと思います。

まず企業の企業としての目的ですが、
これは「利益を上げること」だと思います。
ほかにも目標はあるかもしれませんがこの目標は絶対に欠かせません。

利益を上げるために企業は人を採用します。
利益を上げるためにどのような事業を行うか考え、
その事業を遂行するために適した人材を採用しようとするわけです。できることなら安く。
必要な人材ならば企業はどんどん採用しようとします。

じゃあ必要な人材とはどんな人材かを考えてみたいと思います。
メーカーの多くは商品を開発して生産して販売することで利益を得ています。
ということは開発する人と生産する人、販売する人が必要になります。
ほかにも人事の方やいろいろな業務があります。
研究が関係ありそうな仕事というと、主には開発になると思います。

開発にどんな人材が必要なのでしょうか?
商品を考える人、いわゆる開発の方向性を決定する人と
その考えに従って実験し、データを出す人が必要です。

企業にとって開発の方向性を決定する人は非常に大事でしょうから
優秀な人が欲しいはずです。高い給与を払ってもかまわないと思っているはずです。
ただし、優秀な人材は開発全体の1割以下で足りるはずで、
あとはむしろ業務を適切に実行できる社員であることのほうが重要ではないかと思います。

そうなると企業としては優秀な博士は欲しいが、
たくさんはいらないと思っているでしょう。
修士卒より初任給も高いですし、
博士のキャリアが行かせる場所も限られていますので。

企業が博士をもっと採用しないと就職難は解決しないという意見を結構回りから聞きますが、
会社はボランティアではないので利益を生み出せる以上に博士を採用することはまずないです。
ここまで書いたことは私個人が考えたことなので間違いかもしれませんが
そんなに的外れではないと思います。

多くの会社では研究職の占める人数の割合は少数でしょうからもともと狭き門な上、
ドクターになると付加価値を求められるのでますます大変になるということなのでしょう。
国の法律も変わって派遣社員が利用しやすくもなっていますし。

まあ自分では優秀だと思っているのに就職活動が思うようにいかない場合、
国に不満があれば国外で働けばいいし、
会社に不満があるなら会社を自分で作るしかないというところでしょうか。
そんなことしなくても幸せに暮らせる日本であって欲しいと願ってます。