イイものは評価される逆にシビアな世界 -音楽-
今日は僕の好きなトランペッター・タブゾンビ(SOIL&"PIMP"SESSIONS)のブログの中から、おもしろい記事を紹介します。phdを始めてから僕もよく思っていたことで共感したので載せてみます。犬式というかっこいいレゲエジャムバンドのお話です。
犬式が、レーベルを離れたきっかけは、3年前のフジロックにある。なんと彼らは30分のステージのところ90分もやってしまったわけだ。イントロだけでゆうに30分超えていたと思う。道義的に考えればあり得ない話である。他のアーティストだって、フジと言う大舞台に賭けて来たであろう。しかし、犬式が始まるまで客は、本当に10人かそこらくらいしか居なかったのであるが、始まるやいなや、わらわらと人が集まり最終的には、たぶんに700人くらいにふくれあがり盛り上がっていた。 タブと元サンは、最後の曲で参加するつもりなのだが、なかなか、終わりの曲にならない。なる気配すらない。
そのうち、フジのスタッフが、顔色を変えてわらわらとステージ横に集まりだした。今にも飛びかからんとばかりの態勢をとっている。
結局最後の曲にいく事も無く強制終了で幕を閉じた。やってはならない事ではあるが、客の耳は正直である。犬式が終わると同時にお客さんは居なくなり、何も無かったかの様にその場所は静けさを取り戻していた。次のバンドは少しばかりかわいそうではあったが、その場においては、音楽がすべてである。善い音楽を奏でていればお客さんは、そこに集まるのである。シビアではあるが、そういう事である。
その時期、犬式は、色々なことが重なりそしてこの出来事をきっかけに、レーベルを離れた。
しかし、ソイルの(犬式がレーベルを移籍したら、色々なコラボが出来ないのでは)という心配をよそに彼らは、(プロビンチアレコード)を立ち上げた。彼らは自分らのアトテュードを通すために、自分らのレーベルを立ち上げたのである。
そして今に至る。
ふむっ。かっこいい。
きっと近い将来彼らは世間に認められ、フジの出来事も伝説になるのではと、タブは思います。
音を聴いているお客さんは意外にシビアで、イイものはイイ、ダメなものにはダメと態度で示すものである。僕はよく鍵盤を弾きながらお客さんの反応を見ているのだが、やっぱりオレらがガツンとかましてる(←これがっきー語)時はお客さんは食いついて聴いてくれてるし、逆にオレらが危ない演奏をしていると、ひどい時はその場からいなくなっちゃうお客さんもいる。
だから、オレらは常に音には妥協しないで追求していく必要があるし、たくさんの努力や練習をしなくちゃならないのだと改めて思う。がんばっていきたい。
明日はphdの主催のライブイベント!
6/11(木)池袋LIVE INN ROSA
phd presents『Post Hot Deed vol.2』
phd / EVE×SCAPTIVE(from Nagoya) / MotherMan / ゼッポリーネ / VISION(from Tsukuba)
DJ:TK
OPENING ACT:NON(TAP DANCE)
OPEN 18:00
START18:30
TICKET \1500
DRINK \500
FREE DRINK \2000
豪華なバンドが揃っています。さらに、タップダンスやヒューマンビートボックスのパフォーマンスがあります。昨年末はたくさんの方に来ていただきました。今回もたくさんのご来場をお待ちしています!是非エンターテイメントを楽しみに、踊りに、飲みに来てね!
phdはこれが終わると次回は札幌で野外ジャズフェス、完全予約制の水上ライブと続くので、しばらく都内の一般ライブがないのでこの機会にどうぞ。クラブジャズというジャンルを知らない方もきっと楽しめると思います。
では、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!
USK