ビタミンC誘導体について、以前、「ニキビ跡の赤みをケアする方法について 」にて少しだけ説明しましたが、改めて詳しく紹介したいと思います。
ビタミンCは、抗酸化作用や美白作用、コラーゲン生成の促進作用、毛穴引き締め作用、皮脂分泌の抑制作用等、様々な機能を備えるハイポテンシャルな美容成分です。しかし一方、とても不安定な化学物質であるため、肌に浸透する前に分解して壊れてしまうのが欠点です。
そもそも美容成分は、表皮の有棘層や基底層まで浸透して初めてその効果を発揮します。つまり、浸透性に乏しいビタミンCをそのまま肌に塗布しても、スキンケア効果をほとんど期待できません。
※こういう視点で考えると、基礎化粧品に配合されるビタミンCを天然ビタミンCとかピュアビタミンCとか特別な化学物質のように表現して、有効成分のように連想させるマーケティング手法には疑問を感じてしまいます。
ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの肌浸透性に関する欠点を改善する目的から開発された美容成分で、「不安定さを改善して肌浸透性を高めるタイプ」と「肌なじみを向上させて肌浸透性を高めるタイプ」、「不安定さを改善し、肌なじみも向上させて肌浸透性を高めるタイプ」の3タイプがあります。
アスコルビルリン酸は、「不安定さを改善して肌浸透性を高めるタイプ」のビタミンC誘導体で、ビタミンCにリン酸という化学構造を加えることによってその分解を抑制し、通常のビタミンCと比較して10倍近い肌浸透性を示します。
※アスコルビルリン酸は、リン酸アスコルビルとかリン酸型ビタミンC誘導体と表現されることもあります。
俗に油溶性ビタミンC誘導体と呼ばれるパルミチン酸アスコルビルは、「肌なじみを向上させて肌浸透性を高めるタイプ」のビタミンC誘導体で、皮膚と同じ疎水性(水をはじく性質)を示すパルミチン酸という化学構造をビタミンCに加えることによって、通常のビタミンCと比較して30倍程度の肌浸透性を示します。
アプレシエとかAPPSとか呼ばれるパルミチン酸アスコルビルリン酸は、「不安定さを改善し、肌なじみも向上させて肌浸透性を高めるタイプ」のビタミンC誘導体で、ビタミンCにリン酸とパルミチン酸の両方を加えることによって、通常のビタミンCと比較して1000倍程度の肌浸透性を示します。同タイプには、イソステアリルアスコルビルリン酸というビタミンC誘導体もあり、こちらは2000倍程度の肌浸透性を示すようです。
ビタミンC誘導体を配合する基礎化粧品として、ジープラス化粧品では例えば、GFローション50 (アスコルビルリン酸)、GFローション100 (パルミチン酸アスコルビルリン酸)、GFクリーム (パルミチン酸アスコルビルリン酸)をラインナップしています。イソステアリルアスコルビルリン酸は、例えばシーボディーさんのVCローション に配合されています。
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