先日、私のTwitter(ツイッター) でのアカウントにて、プール消毒薬としての塩素と肌荒れの関係について質問を受け付けたことから、その回答を紹介します。


結論から言うと、塩素と肌荒れは関係あります。


とはいえ、普通は大きな問題にはなりません。一方、アトピー性皮膚炎やニキビ等の肌トラブルで、特にその状態が優れない場合は、例えばプール後、シャワーで体をしっかり洗い流して適切にスキンケアする等、症状に合わせた対応が必要かもしれません。


塩素は、以下のようなメカニズムで肌荒れに関係すると考えられます。


プールの水の中で、塩素は次亜塩素酸として存在します。
Cl2(塩素) + H2O(水) → HClO(次亜塩素酸)+ HCl(塩酸)


次亜塩素酸は、強力な酸化剤として機能します。酸化作用は肌老化の原因とも言われるように、次亜塩素酸は肌刺激が強い化学物質であることから、肌荒れの要因になるのは自明です。


ちなみにこの化学反応、酸性や中性のpH条件だと進みが悪いため、一部の塩素は、そのままの形で肌に作用する可能性があるかもしれません。


そのように仮定すると、塩素は肌から水分を奪って、肌に付着した状態で次亜塩素酸と塩酸に変化することになります。この場合、次亜塩素酸のみならず、強酸である高濃度塩酸が肌細胞を侵食して傷つけてしまうのは、想像に難くない現象です。


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