ニキビの悩みを相談し合って当事者同士で解決してもらう趣旨で、ニキビ・ナビ というニキビケア専門の掲示板を私的に運営しています。この掲示板にて、最近、ニキビ跡の赤み対策についての質問が多いようなので、いくつかの対策例を紹介します。


多くの場合、ニキビ跡の赤みは、ニキビが治った後もその炎症が肌の中に残っているために生じるものなので、時間とともに沈静化しながら自然に少しずつ薄くなります。ただし、薄くなるスピードは人によって違い、早い人だと数週間で消えてなくなる一方で、遅い人だと数年間を要することもあります。


積極ケアするのであれば、ビタミンCを継続摂取しながら、リン酸型ビタミンCやアプレシエ(APPS)等のビタミンC誘導体を配合する基礎化粧品で長期視点にてスキンケアに取り組むのが良いと思います。


優れた抗酸化作用を示すビタミンCは、炎症の悪化を抑制する働きがあります。あと、ニキビ跡の赤みは、紫外線にさらされると色素沈着に変わってしまい治りにくくなる場合がありますが、ビタミンCにはそれを予防する働きが期待できるからです(ビタミンCと合わせて日焼け止め等で紫外線ケアすることも大切です)。


何故、基礎化粧品でビタミンC「誘導体」が大切かというと、ビタミンCには肌浸透を期待できないからです。赤みの原因になる炎症は、表皮の下層で生じているため、肌に浸透しない通常のビタミンCでは役不足です。一方、ビタミンC誘導体は、ビタミンC誘導体を化学的に改良し、格段に肌浸透性を向上させた有効成分です。


例えば、ビタミンCにリン酸という化学構造を加えたリン酸型ビタミンCは、通常のビタミンCと比較して10倍近い肌浸透性を示します。ビタミンCにリン酸とパルミチン酸を加えたアプレシエ(APPS)では、さらにその100倍もの肌浸透性を示します。


私的な見解として、継続摂取するビタミンCは、ビタミンC豊富な食事メニューを工夫しても良いですし、サプリメントや医療機関で処方されるビタミンC錠剤を利用するのも良い方法だと思います。


ビタミンC誘導体を配合する基礎化粧品としては、ジープラス化粧品では例えば、GFローション50 (リン酸ビタミンC)、GFローション100 (アプレシエ)、GFクリーム (アプレシエ)をラインナップしています。あと、イソステアリルアスコルビルリン酸という最新ビタミンC誘導体を配合しているシーボディさんのVCローション もかなりの良品です。


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