昨日記事「サプリメント悪説にひとこと 」とも関連しますが、食事は美肌育成の基本です。食事を軽視していては、いくら化粧品でケアしても、その効果は半減してしまいます。毎日の工夫と継続が、長期視点でボディーブローのように効いてくるので、手を抜かず取り組みたいところです。
ちなみに、私の友人に「ランチはいつもパスタと生野菜サラダ」という女性がいますが、美容目的ではこのような食事メニューは間違いです。パスタ(ご飯やパンも同様)の主な栄養素は炭水化物。体を動かすエネルギー源としては大切ですが、肌の栄養にはなりません。
サラダは肌に良さそうな気がしてしまいますが、生野菜は体を冷やすため、血行を停滞させて肌代謝が低下してしまいます。また、生野菜から摂取可能なビタミン類も多いとは言えません。
お肌のことを考えるなら、栄養素としてビタミンA、ビタミンB類、ビタミンC、そしてタンパク質を豊富に含む食事メニューが最適です。
ビタミンAとビタミンCは、抗酸化力が強いため、肌荒れ予防やアンチエイジング、紫外線ケアとして効果的。これらは緑黄色野菜や淡色野菜に多く含まれます。温野菜に調理してから食べると体を冷やしません。
ビタミンB類は、肌代謝を正常に保つために欠かせない栄養素である上、腸内細菌のバランスを整えるため、便秘予防にも期待大。レバーや大豆などの食材にたくさん含まれています。
タンパク質は、お肌を作る直接的な材料です。特に、脂身の少ない鶏ササミや豚モモ肉、魚介類などは高タンパク低カロリー食材としてお薦めです。
最後に、塩分や油分、刺激物などは肌に好ましくない食材です。塩分過多や刺激物は胃腸を荒らして間接的に肌状態を損ねますし、多すぎる油分は皮脂過剰となって肌酸化の原因を作るからです。
※人気ブログランキング に参加中です。もしよろしければ、ランキング投票いただけるとうれしいです。