女性の肌のコンディションはいつも一定ではありません。肌の変化は、その時の体調以外にも、ホルモンの分泌が大きく作用しています。
「ホルモン」という言葉はギリシャ語の「刺激するもの、よびさますもの」から派生した言葉です。身体には食事によって得た栄養素を利用して情報伝達物質を作り、血管を使って必要な場所に指令を送ります。この情報伝達物質がホルモンです。ホルモンは臓器や組織を刺激したり、よびさましたりして、心と身体の機能を整えています。
ホルモンにはいろいろな種類があり、現在約80種類のホルモンが見つかっています。それぞれに役割がありますが、その中で肌や髪、ボディラインなど女性の美しさをつかさどり、赤ちゃんを産むことに関わるのが女性ホルモンと呼ばれるものです。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。エストロゲンは、つやつやした肌やきれいな髪をつくり脂肪をたくわえて、女性らしいボディをつくります。また妊娠に備えて子宮の環境を整えます。プロゲステロンはエストロゲンと協力して体内で子供を育てる準備をします。
このふたつの女性ホルモンの分泌は初潮を迎える10代初めから盛んになり、20~30代でピークを迎えます。女性らしい魅力に包まれるのは、女性ホルモンがバランスよく分泌されるからです。肌にはハリと潤いが生まれます。
ホルモンの分泌される量は多いもので年間大さじ1杯、女性ホルモンにいたってはその100分の1という微量です。しかし、ごく少量でありながら、エストロゲンとプロゲステロンは微妙なバランスを保ち、肌や身体に影響を与えています。
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