今回は、「体と心をゆるめて不調にさよなら」をテーマにご紹介したいと思います。

現代人は、椅子に座りっぱなしのデスクワーク、忙しい家事、緊張や気苦労など日常生活にストレスがいっぱいです。体も心もどんより重く感じている人は少なくありません。たまったストレスは、やがて肩や背中のコリ、眼精疲労、冷え性、腰痛、生理痛など、体の不調として現れます。また、イライラする、落ち着かないなど、心を不安定にします。

 私たちの体は思っている以上にストレスに敏感です。緊張すると無意識に呼吸が速くなったり、手に汗をかきますが、これは交感神経の働きによるものです。私たちの体には、自分の意思とは関係なく、内臓や血管の収縮・緊張、ホルモン分泌などを行う自律神経があります。自律神経には、活動や興奮を促す交感神経と、休息ややすらぎを促す副交感神経の2種類があります。ストレスが加わると、交感神経が活発になり、心拍数や血圧が上昇、呼吸の速度も速まります。このような状態が長引くと、筋肉がゆるみにくくなるため、体は硬くなり、酸素不足、栄養不足で、老廃物も溜まってしまいます。その結果、コリや痛みができるのです。また、交感神経が鎮まりにくくなり、リラックスできない、眠りが浅いなどの病状やホルモンバランスを崩す原因にもなります。

 固い体からコリと痛みを除くために必要なのは、交感神経を鎮め、深くリラックスすることです。そうはいっても、ストレスを抱えた体を休めるのは、なかなか難しいものです。そこで簡単に楽しく効率的に体をゆるめるエクササイズとして考案されたのが、ゆる体操とゆる呼吸法です。

 ゆる体操とゆる呼吸法を行うと、体が奥からゆるんで、深い呼吸ができるようになります。体のすみずみまで酸素が行き渡り、心拍数が安定して、血行がよくなるので、体がふわっと軽くなったように感じます。

 また、深いリラックスは、イライラ、ピリピリした心の特効薬です。心を優しくなだめます。ゆる体操・ゆる呼吸法は会社のデスクで、テレビを見ながら、どこでも好きなところで行うことができます。

 来週からは具体的な、ゆる体操とゆる呼吸法についてご紹介していきたいと思います。