今回は善玉コレステロールと運動についてご紹介したいと思います。コレステロールでは、いわゆる善玉と呼ばれるHDLコレステロールと、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールの2種類がよく知られています。善玉コレステロールには動脈硬化を防ぐ働きがあるといわれ、有酸素運動により増加するという報告があります。


 2007年5月の内科学の専門誌に、エアロビクス運動(有酸素運動)が善玉コレステロールに与える影響について、25個の論文を対象とした分析が発表されました。その結果、有酸素運動を行うことで、善玉コレステロールが上昇することが明らかになりました。また、善玉コレステロールの増加効果を得るために必要な運動量は、1週間あたりで「120分間の有酸素運動」、あるいは「900kcalを消費する有酸素運動」という結果となりました。さらに、運動を10分間追加するごとに、善玉コレステロール値が1.4mg/dL増加することも認められました。


 このほか、BMI(体格指数)や血液中のコレステロールと総コレステロール値との関係も解析されました。BMIとは体重(kg)を身長(m)の二乗で割った数値で、一般的に25以上を肥満としています。総コレステロール値は血中に含まれるコレステロールの総量のことで、120~220mg/dL未満が基準値とされています。


 分析の結果、総コレステロール値が220mg/dL以上で、BMIが28未満の人の方が、総コレステロール値が220mg/dL未満でBMIが28以上の人よりも、運動によって善玉コレステロールが増加しやすいことが分かりました。つまり、総コレステロール値が高く、BMIが大きすぎない人の方が、効果が現れやすいといえます。一方で、運動の回数や激しさ(強度)と善玉コレステロールの増加については、関係が認められませんでした。


 善玉コレステロールを増やすための運動を行うには、「120分間の有酸素運動」、あるいは「900kcalを消費する有酸素運動」を目安にし、運動の種類はご自分にあったものでよいといえるでしょう。





 来週も善玉コレステロールと運動についてご紹介したいと思います。


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