今月は「関節」について書いてみたいと思います。私たちが体を曲げたり伸ばしたり出来るのは、骨と骨とのつなぎ目にあたる関節のおかげです。
骨と関節のまわりは骨格筋と言う筋肉に覆われていますが、骨格筋の端は腱を介して骨に付着していて、骨格筋を収縮・弛緩する事で、骨格を動かす事が出来ます。この時、硬くざらざらとした骨と骨の間に滑らかな関節軟骨があるおかげで、摩擦もなくスムーズに動かし続ける事が出来るのです。また、関節は衝撃を吸収するクッションのような役目も果たしています。特に、ひざの関節は、立ったり、歩いたり、階段を上ったり、日常生活で体重の数倍の力がかかります。私たちが毎日、様々な日常生活をする事が出来るのは、関節のおかげなのです。
 私たちにとって大切な関節ですが、関節の不調に悩む人は少なくありません。関節の代表的な疾患である「変形性ひざ関節症」に悩む人の数は、全国で 1000万人とも言われています。特に中高年になると手足の関節の痛みが多くみられ、厚生労働省の平成16年国民生活基礎調査によれば、手足の関節の痛みを訴える人は、45歳を境に大きく増える事がわかっています。また、入院はしていないが体に不調がある55~64歳の人が訴える自覚症状として、「肩こり」「腰痛」に続く3位に「手足の関節の痛み」が入っています。変形性ひざ関節症は、ある日突然、激しい痛みが起きるわけではありません。最初は、朝、起きた時や歩き始めに関節のこわばりを感じる程度で、だんだん痛みや関節が動きにくくなるといった症状が悪化していきます。
 どのような人が関節の不調を起こしやすいかと言うと、遺伝や体質もありますが、それ以外では、まず、男性よりも女性は3~4倍、変形性ひざ関節症になりやすいと言われています。女性ホルモンが軟骨の新陳代謝に関わると言われている事、筋肉が少ないために関節にかかる負担が大きい事などが理由として考えられます。肥満も大きな要因です。重たい体重を支えようとすれば、当然ひざに大きな負担がかかってきます。さらに、最近の研究では、脂肪を代謝する酵素に関わる遺伝子が関節の痛みに関係していると言う説もあります。
 来週も「関節」に関わるお話をご紹介したいと思います。

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