市販薬と副作用 | 薬剤師発!健康へのブログ

市販薬と副作用

先日、「市販薬で年間多くの副作用あり」というニュースが

流れました。

この副作用の原因としてかなりの部分を占めるのが、

「おもな有効成分以外の成分」

というのをご存知でしょうか?


例えば、かゆみを抑える市販薬の目薬には局所麻酔成分が

入っています。

水虫の市販薬にも。

これらは使用直後の「気持ちいい使用感・爽快感」を与え、

麻酔効果でかゆみを止めるもので、使用者に

「あ~この薬、効いてるな~」と

思わせるために入っています。

市販薬はリピートしてもらわないといけないものなので、

こういった成分を入れたいメーカーの気持ちは分かりますが、

これらの成分が多くの「過敏症」を招き、症状を悪化させたり、

効き目を悪くさせたりします。

実際、「市販の目薬を使うのは控えてくださいね」という

眼科医も多いです。



ドラッグストアで気軽に買える市販薬はたしかに便利です。

また、医療費削減の為に、政府も市販薬の仕様を進めています。

しかしながら、症状の完治を目指すなら、

やはり専門医への受診もしくは薬剤師への相談を

お勧めいたします。