足の裏のホクロはガン?? | 薬剤師発!健康へのブログ

足の裏のホクロはガン??

保険薬剤師の米澤よしゆきです。


先日、患者さまから

「足の裏にホクロがあるんだけど、癌じゃないかな?」

という相談を受けました。


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日本人は足の裏に悪性度の高いガンができやすいので

足の裏のホクロには注意が必要です。

この足の裏のホクロのようなガンを悪性黒色腫(メラノーマ)と

いいます。



メラノーマはメラニンの色素細胞がガン細胞化したもので、

早期発見なら100%完治します。

ただ、放っておくと転移したりして重篤な症状になり

他のガン同様、命を落とすことになります。


しかし、

足の裏には悪性ではない良性のホクロ(色素細胞母斑)も

頻繁に見受けられますので、「足の裏にホクロ=ガン」とは

限りません。


日本人の約7%にこの良性のホクロがあり、何をかくそう、

僕もこの良性ホクロがあります。


しかし、良性か悪性かで全く対応が変わってきますので、

ホクロを見つけたら即、皮膚科の受診が必要です。


ちなみに、

僕はドクターではないので診断をしてはいけないのですが、

ある程度、良性と悪性の区別するポイントを挙げておきますと、

悪性のホクロは徐々に大きくなってきます。形は左右上下不規則で

大型です。それにホクロ部分が盛り上がってくるのも特徴です。

色の濃淡差もあります。

良性の場合は最大径が7mm程度までで丸型やひし形みたいな

キレイな形をしています。色調の濃淡もあまりありません。

これらの判別は皮膚科医の診断方法であり日本皮膚科学会雑誌に

紹介されていますが、あくまで判断の材料の一つにすぎませんので

該当される方は皮膚科を受診して下さいね。


さて、それでは良性のホクロが悪性になるかどうか、気になる

ところです。

京都大学の宮地教授によると、良性が悪性に変わる危険性は

ほとんどないとのこと。だからこそ、良性か悪性かを見分けること

に意義があり、異なるからこそ区別ができるのだと言います。


皆さんも一度ご家族の足を確認してみてください。


ペタしてね









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