髪の毛にいい食べ物って? | 薬剤師発!健康へのブログ

髪の毛にいい食べ物って?

保険薬剤師の米澤よしゆきです。

今のストレス時代、脱毛症や抜け毛、白髪など

髪の悩みを抱える方が多いようです。

そういえば昔から「昆布、わかめ、ひじきは髪に良い」と

言われていますが、本当のところはどうなんでしょうか?

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そもそも髪の毛がどういうもので出来ているのかを考えると、

難しい話はやめにしてザックリ言いますと、質的には表皮の

角質や爪と同じです。

髪の毛は頭皮に血流に乗って運ばれてくる栄養素によって発育

するので表皮や爪と同様、そのような栄養素が不足すると成長

がストップします。

ですので、過剰なダイエットや消化器の病気で充分に栄養を摂り

入れられないときは、皮膚は荒れ、爪もくすんで、髪も抜けやすく

なります。

したがいまして、健康的に栄養をしっかり摂っていれば髪の成長は

順調なものになります。


では、逆に食べ物を過剰に摂った場合にその分だけ余計に髪が

伸びるかというとそうではありません。髪の細胞はすでに遺伝子で

決められているプログラムに沿って髪をつくるからです。


男性型脱毛症はというと、とくに栄養が足りていないわけではなくて

遺伝的素質のある人で、男性ホルモン作用によって細く短い毛に

なってしまいます。食べ物とは関係がありません。

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髪の色も同様に

遺伝で決められています。白髪は一種の老化現象で

あり、その発現を食べ物で防ぐという次元ではありません。


ですので、昆布、わかめ、ひじきをたくさん食べても髪に何かしら

良い影響を与えるということの科学的根拠はないのです。

それより普段の食事を健康的にいただくことが髪にとっては

最も良いことなんだという訳です。


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