続・食中毒の知識「腸炎ビブリオ」 | 薬剤師発!健康へのブログ

続・食中毒の知識「腸炎ビブリオ」

保険薬剤師の米澤よしゆきです。

前回の「セレウス菌」の記事に続いて、今回も

食中毒に知っておきたいポイントを書きます。


今回は

「腸炎ビブリオ」

という菌についてです。

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こいつはサルモネラ菌と並んで発症件数が非常に多く、

食中毒菌で6~12時間の潜伏期を経て、激しい下痢を

引き起こします。

2~3日で良好になりますが、お年寄りやお子様など

体力的に強くない方は、脱水症状や心臓毒性によって

重体に陥るケースもあります。


年間発生件数の多い「腸炎ビブリオ」ですが、

その予防は前回の「セレウス菌」や「ウエルシュ菌」

比べて簡単単純です。

まず、感染源は魚貝類であるので分かりやすいですね。

気温が暖かかくなると、海水の温度が上昇します。

そこでドバァ~っと海水中でこの菌が繁殖するという

からくりなんですが、この季節だけでも海産物の食材を

水で洗ってあげるとずいぶんリスクは回避できます。


また、低温にも弱いので、冷蔵庫で保存すると安心です。

逆に高温にも弱いので加熱調理すると一網打尽です。


このように、予防法は意外と前回登場した菌よりも簡単

なのですが、それでも発症数は多いということで、こんな

単純な予防も出来ていない場合が多いとも受け取ることが

出来ます。


ぜひ、お寿司やお刺身を食するときは、この記事のことを

思い出してくださいね。



余談ですが・・・


前回の記事

この季節、カレーは作り置きしないで

と書いたばかりで、今朝、あさみ(小2)が昨晩のカレー

ペロリとたいらげていったようですあせる

だいじょうぶか??

まぁ、彼女は生まれもって菌やウイルスに強いので

大丈夫でしょう。

インフルエンザキラーですしね。

ペタしてね









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