フケの原因と対策を検証する | 薬剤師発!健康へのブログ

フケの原因と対策を検証する

保険薬剤師の米澤よしゆきです。


あたたかくなると汗をかいて皮脂が多く分泌されるようになります。

こういった時期から、頭皮のかゆみ、フケに悩まされる方が多くなります。


みなさまはフケや頭皮のかゆみの原因は何かご存知ですか?

いちど検証してみましょう!


■フケやかゆみの原因は「カビ」  

頭にカビなんかいるわけがないと思われるでしょうが、

カビ(真菌)の一種である癜風菌(でんぷうきん)という菌が、

フケの発生に深く関わっていることが最近の研究でわかってきました。

しかもこの菌はほとんどの人の頭皮に存在する菌で、もちろん健康な

頭皮にもすんでいます。


問題なのは、この菌(カビ)が何らかの理由で増えすぎることで、

フケが気になるという人たちの頭皮を顕微鏡で見てみるとフケ原因菌が

普通の人よりもかなり多く、逆にフケが改善するとフケ原因菌の量も

少なくなる傾向がみられます。

以上のことからも、またそれ以外のデータからも

フケ原因菌がフケ発生の大きなカギを握っているというのが研究によって

わかってきたのです。

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■フケ・かゆみ解決のカギは「カビ」の撃退  


フケ・かゆみが起こるのは、

髪の洗い方や回数、不規則な生活習慣、

外界からの刺激物などの影響もありますが、

原因のひとつはフケ原因菌であることが明らかになっています。

フケ原因菌は皮脂を好み、皮脂腺から分泌される皮脂を栄養源として

増殖します。


以下は少し難しいのですが、なぜフケ原因菌がかゆみとフケを生み出すのか・・です。


フケ原因菌は皮脂を分解して遊離脂肪酸を生じさせ、それが皮膚を刺激し、

また増殖しすぎた菌そのものも刺激となってターンオーバーのサイクルを

早めていると考えられているのです。


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フケ原因菌は、皮脂を好みますので、

ここまで読んだ方はお気づきかもしれませんが、

フケ原因菌は、やはり皮脂の多い顔、胸、背中などにも

好んで住みつきます。

さすがに体にフケとはいきませんが、いくら保湿をしても

胸や背中、小鼻などにかゆみが残る方はこの菌の存在を

疑った方がいいかもしれません。


顔のTゾーンや胸、背中などが脂っぽいなと感じる人は

皮脂が豊富に分泌されているということですから、

頭皮の皮脂量も多くフケ原因菌が増殖しやすい環境である

と考えられます。




フケ原因菌は年代でいえばとくに皮脂分泌の盛んな思春期から

30歳代に多くみられ、性別では女性より男性に多いといわれています。


年代や性別だけでなく、さらに食事やストレス、代謝機能の異常など

いろいろな要因で皮脂が過剰に分泌されると、

フケ原因菌はその皮脂を栄養源としてどんどん増殖して

しまいます。

特に最近言われているのは、

ストレスと急激な体重の増減による代謝異常。

これらの皮脂分泌の原因はライフスタイルにかかわることですので、

すぐに取り除くのは困難でしょうが、

原因菌をやっつけることはすぐに可能です。

フケやかゆみがひどいときは

皮膚科を受診するか、抗真菌剤「ミコナゾール」配合の

フケかゆみ対策用シャンプーを使いましょう。


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カビ菌撃退成分の抗真菌剤「ミコナゾール」と抗菌成分を配合した

シャンプー「コラージュフルフル・ネクスト」。


数日間使うと、フケやかゆみがかなり緩和されます。

写真はしっとりタイプ。詳しくはこちら

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