入浴とスキンケアの関係 | 薬剤師発!健康へのブログ

入浴とスキンケアの関係

ついこの間まで猛暑といわれていたのに、11月となるとさすがに
肌寒いですね・・。

こういう季節にはあったかいお風呂でポカポカ気分をゆったりと
味わいたいものです。


さて、私たちをリラックスさせてくれるバスタイムですが、
お肌にとってはどういった入浴がベストなのでしょうか?


まずは長湯は厳禁ということです。


体を温めると毛穴が開くとか、血行が良くなるとか、カラダに
いろいろな影響が出てくるのですが、長時間の入浴で肌表面の
角質層がはがれやすくなります。

これを防ぐために様々なメーカーから保湿系入浴剤が発売されて
いますが、入浴剤の効果の持続時間よりも肌の乾燥状態が元通りになる
時間のほうが長く、乾燥肌を防ぐ決定打にはなりません。
(しかし、無いよりはマシとは思います)

乾燥肌を防ぐためには入浴後の肌の状態に気を配る必要があります。
角質層に含まれる水分量は入浴後、急激に蒸散し、乾燥状態を進行
させます。
みなさん顔やデコルテのケアはされてもなかなか全身のケアはしにくい
ものですから入浴後の肌の乾燥は化粧品に頼るのではなく入浴方法を
適切にすることで対処すべきではと思います。

そのためには湯の温度を少しぬるめに設定することです。

40度を超える湯の場合、血行や汗腺の緩みなど様々なことが影響して
お風呂上りに乾燥しやすい肌になります。

以下にツムラの研究レポートがあります。

http://www.bathclin.co.jp/news/2010/0430_02.htm

こちらの研究レポによると
38度と42度の入浴では風呂上りの肌の乾燥状態に確かな差がみられたと
いうこと。

肌の乾燥は肌年齢を著しく上げてしまいます。

美肌、健康肌を目指す方は

ぬるめ&10分以内の入浴

を、心がけましょう。


ちなみに・・・

半身浴が好きな方、多いですね。

あれはリラックス効果もあり、
ゆったりとした時間が流れいいものだと思います。

しかし、僕の周りには、汗をダラダラかいて半身浴に精を出す
ヒトがいます。

ダイエット目的のようです。

しかし、断言しますが、浴槽につかるだけで絶対にやせません。

前述のように肌に悪影響はあっても脂肪は一切燃えません。

また水分が汗となって出て行くと余計に脂肪は燃えにくくなります。

むくみ対策にもといいますが、全身浴10分でしっかり改善されますので
リラックス以外の目的での半身浴はあまりオススメと思います。

ペタしてね



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