古代エジプト開運・厄除けグッズ専門店
【Pharaoh's Blessing ~ファラオの祝福~】
店長の独楽場です!!!!
本日は12/13日に開展した
体感型古代エジプト展【ミステリー・オブ・ツタンカーメン】
のオープン初日のレビューをしまーす!
体感型古代エジプト展ということで、
前から気になってました!
今回の展覧会では、
世界で3セットしかない「超複製品(スーパーレプリカ)」
を展示してあるそう!
....すごいね!(小並感)
「HISTORYはSTORYだ」をコンセプトに、
ツタンカーメンを生身の人間として捉え、
その時代にどう生きて何を思ったかを想像させる
展覧会になっているんだそう。
....なるほど!!(よく分かってはいない)
まぁ難しいことは置いておいて、
写真撮ってきたので気軽に見てください!
いざ展覧会! まずは3階から!!
初めはオープニングムービーから始まって、
その後チケットを見せていざ3階へ!
エレベーターを降りてまず目に入ったのは
墓の守り神である「アヌビス神」が乗った厨子ですね。
おぉ!!
やはりツタンカーメンの墓を守るという意味合いからも、
このアヌビスの存在は欠かせませんね〜♪
それから「船の模型」 がお出迎え。
死後に神々と共に「楽園イアル(アアル)」に
向かうための聖船をイメージしたんでしょうかね?
ファーストインパクト受けた後は、
【ツタンカーメンのミイラ】に関連する数々。
主に内蔵を保管するカノプスの箱や厨子、
一緒に埋葬された装身具やシャブティなどの
副葬品が展示してありました。
内蔵を保管するカノプスの箱や厨子
内臓を入れるカノポスにですら、
金ピカのデカい厨子が用意されるなんて...。
豪華ですねぇ...
口開きの儀式で使用されるペセシュ刀
こちらは口を開くための道具ですね。
死後に口を開くという行為は、
死者の裁判の時に言葉を発せるようになったり、
あらゆる生命機能が回復すると考えられたからこそ
このようなものが備えられたと思います。
様々な棺とシャブティ
シャブティというのは、
「亡くなった人の代わりに来世で農作業や労働などを行う像」ですね。
この像を遺体の側に置くことによって、
その人の亡くなった世界に送ったとされています。
やっぱりツタンカーメンはファラオですから、
ツタンカーメンの来世を支えるために、
そりゃもう多くのシャブティが入ってたそうですよ。
ボクもそれくらいお手伝いさん欲しいわww
それから、ツタンカーメンの子供とされる
ミイラも一緒に保存されていたそうですね。
ツタンカーメンの娘2人のミイラ
リアルぅぅぅうぅ.....。
ちょっと失礼ですけど、
夜中にこんなの見つけたら発狂しますね![]()
そして、遺体に備えられたとされる
様々な護符や装飾品の数々。
様々な護符や装飾品
ちょっと見ずらいんですけど、
首飾りやら短剣やら腕輪やら、
何でもかんでも金で装飾されたものがありました♪
これだけの量を入れるくらい、
ファラオに対しての守護と厄除け、
魂の再来を願っていたのでしょう。
いや〜...。
すんごい効果ありそう![]()
次はツタンカーメンの生活に密着
ミイラ関連が終わると
次は「ツタンカーメンの生活」に関しての展示品がずらっと!!
ツタンカーメンの私室(のイメージ)
黄金の玉座や木製椅子、サンダルや置物、
普段身につける装飾品やアップリケなど
ツタンカーメンの生活をイメージして展示してあるそうです♪
なかなかのオシャレさん♪
妻の「アンケセナーメン」と一緒に生活しているかのような
出来栄えだそうです。
実際、黄金の玉座の背には
嫁さんがツタンカーメンに香油を塗っている描写がされてますから♪
それから儀式用の戦車や盾なども展示されています!
体が弱かったツタンカーメンが
実際に戦闘をしたかどうかは不明ですけど、
もしかしたら頑張って戦士として振る舞ったのかもしれません。
ちなみに、戦車の前部分には太陽神ラーの象徴でもある
「太陽円盤を掲げたハヤブサ」がしっかりといました♪
いいね♪
生活に欠かせなかった信仰の象徴
そしてもう2つ!
ツタンカーメンの生活に欠かすことができない要素があります。
それが信仰とヒエログリフです。
古代エジプトが国をあげて周知し、信仰した、
絶対的なものです!
なので、展示品も数多くあるわけですよ。
まずは信仰の対象の神像です。
5000年前とは思えないほどしっかりとした出来栄えの神像たち。
■ガンの姿のアメン神 ■ホルウェル神 ■ウラエウス姿ネチェルアンク
■ハトホル女神の頭部 ■記章旗に乗ったソペド ■羊頭姿のツタンカーメン
ボクも存在を知らない神様とかがいて、
非常に参考になりました♪
中には「メンケレト女神に担がれる王」という
ぶっちゃけ謎なものもあったり。
(その担ぎ方はどうなの??)
いろんな信仰があるんだなと感心9割、笑い1割でした。
願いと力が込められたヒエログリフ
そしてヒエログリフですね!
解読の歴史や文字の意味などの基礎知識は
けっこう簡単にまとめて壁に書いてありましたね。
ヒエログリフの文字について詳しく知りたい方は
ボクの以前書いた記事を見てくださいね。
ちょっと今回は基礎知識は置いておいて、
ツタンカーメンで有名な黄金のマスクや
ツタンカーメン王の復興碑に描かれた
ヒエログリフを紹介していこうと思いますよーー♪
黄金マスクの裏側
裏側には「死者の書」の第151b章で書かれている
死者を復活させるための「魔法のミイラマスクの呪文」が記載されています。
(前略)汝の右眼は夜の舟、汝の左眼は昼の舟、汝の眉毛は九柱神である。
汝の頭の頂部はアヌビス、汝の頭の後部はホルス、汝の髪の房はプタハ=ソカルである。
汝(マスク)は彼(故人)の前にあり、彼は汝を通して見る。
汝は、彼を良き道に導き、セトの同盟者を彼のために撃退させ、彼の敵をヘリオポリスにある貴き者の大なる館の九柱神の前で彼の足に打ち倒す。
汝は、貴族たちの主であるホルスの前で良い道を取る。(後略)
って感じらしいです。
つまり、
死者のツタンカーメンは聖船に乗って来世へ復活をするよ。
その際に、マスク越しに害悪や敵を退けるような力をくださいね。
そうすれば彼は無事に楽園イアルに向かうことができるから。
ってことが描かれているんだと思います♪
しっかり彫ってあるなぁ☺️
ツタンカーメンの復興碑
そしてもう1つは復興碑に描かれたヒエログリフですね!
前略)善き統治者、父と全ての神々のために有益なことを行う者。
彼は廃墟と化したものを修復し、永遠永久の記念陣とした。
彼は二国(上エジプトと下エジプト) 中の不正を排除した。
(中略)そして陛下は神々のための記念碑を建て、(中略) 彼らの聖域を新たに建てて、(中略)彼らのために毎日の犠牲として供物を捧げ、地上で犠牲のパンを捧げた。
(中略)この地にいる神々や女神たちの心は喜びに満ち、聖所の主たちは歓喜し、両岸は大喜びし、国全体が歓喜に包まれている。
なぜなら、善きことが実現したからである。(後略)
つまり、
先王の宗教改革により混乱した国を無事に治めなおしたことで
エジプトの人々は歓喜したよー
というツタンカーメンへの喜びのメッセージが描かれているんです♪
この事実は、死者が必ず行わなければならない「死者の裁判」において
善き行いをしたという確かな証拠になるんでしょうねきっと♪
メインの中央展示へ!!
はい!
長々と語ってきましたけど、
今回の展覧会のメインディッシュでもある中央展示となります!
こちらにはツタンカーメンのミイラが保存された
厨子やら棺がドンっと置かれているんですが、
もうインパクトがすごい!!
それがこちら
こんな感じで棺たちが置かれているんですけど、
まぁデカい!そして金ピカ✨
さらには、この1つ1つが合わさって、
全部で8重にもなっていたってんだから驚きです🫢
ご丁寧に壁にイラストが書いてありました。
上から順に見てくと、
全部で8重構造になってます。
イラストに描かれている1番下の茶色のは「石棺」です。
それは別階にありました。
ごめんなさい。
石棺の全体像を撮るの忘れてました💦
ただ、これだけでも高さ1.7m、
横2.5mくらいありそうな感じ。
そしてこの石棺をさらに4つの厨子で
覆っているわけですよね...。
デカすぎない?
...記録によると、
高さ3.6m、横6.4m、奥行き4mの部屋に
ほとんど室いっぱいに8重になった
厨子と棺が置かれていたそうなので、
とんでもない大きさだったのが分かります。
ここまで厳重に封印していたわけですから、
ツタンカーメンというファラオがどれだけ
重要視されたのかが一目瞭然ですよね。
昔の人の技術力もさることながら、
王を来世に必ず復活させるという意思も感じることができる
展覧会の内容でしたね。
ちなみに、ツタンカーメンの代名詞、
黄金のマスクもバッチリ飾ってありましたよ♪
いや~~....
本物は一体どれだけの歴史的価値があるんでしょうね?
逆に怖くて知りたくなくなってきました![]()
展覧会を終えて!
個人の総評としては面白かったと思いますね♪
博物館のように、歴史的な遺物をただ並べるんでじゃなく、
インパクトが高い展示物によって興味が湧きやすいんじゃないかなと♪
それに映像によってツタンカーメンの深い情報も教えてもらえるので
映画のような感覚もありました。
体感型古代エジプト展といって、何ら差し支えないと思います![]()
この展覧会は2024は12/29(日)まで
2025年は1/31(金)までやるらしいので
興味ある方は横浜みなとみらいへどうぞ♪
公式サイトはこちらから
PS. ツタンカーメンの謎って?
実はね。
今回の展示会ではオープニングコールから
「ツタンカーメンには重大な謎がある」
と言われてました。
・名前の呼び方
・なぜ19歳という若さで亡くなったのか
・身長や体重は?
いろんなものが多くの研究者の努力によって
解明されているのですが、
その中でも
『なぜツタンカーメンは、古代エジプト史において
歴史から名前を消されたのか?』
という謎があるのです。
??
名前が消された?
こんなに有名なのに?
....実はツタンカーメン。
後の古代エジプト史においては、
【存在しなかったもの】
とされています。
なぜか?
その謎こそが、
今回の展覧会で大いに発表したかったことだと思うんです。
その答えは....
長くなっちゃうので次の記事で発表しますね!
それでは今回はこの辺で!
それじゃ!!!
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