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どうも、平井“ファラオ”光です。暑中お見舞い申し上げます。
暑すぎて笑けてくる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、数週間前ですか。行って参りました。
野間記念館へ。
江戸川橋駅から徒歩10分程のところにある美術館でして、やや遠方で行きにくい場所ではあるのですが、鏑木清方、上村松園、木村武山など熱く素敵な顔ぶれにつられヌルリと僕参上。天気は良好。
以前花鳥画展を開催していたときに行ったのですが、あまりの素晴らしさに5時間ほど居ついてしまいまして、館内を僕のよだれまみれにしてやりましたよ。
今回のテーマは『近代日本の美人画展』。はい。
まあ今も昔も男子ってやつは美人にゃ弱いってもんで、駅から既によだれビッチャビチャ垂らしながら向かったのですが、素敵な日本美人をたくさん見れて大層よろしゅうござんした。ごっそさんした。
・・・・・いや、実際はそんな下心丸出しだったわけではございませんよ。純粋に絵を楽しみに行ったのです。
鏑木清方『五月雨』。竹林を傘さして歩く女性。美人画と言いつつ風景に重きを置いているため女性はやや小さめに描かれています。
本で見て知ってはいたのですが、生で見るとやはり違いますな。これほど美しく優しい絵だとは。
そう、一流の画家の絵ってやつは実物を鑑賞して初めてその美しさがわかるものが多いです。
山川秀峰『蛍』。これもまさにその一つ。夏の夜に蛍と戯れているのかなんなのかわからない三人の女性。
淡い色彩。和の心。薄味の美学。
こりゃ何時間見ていても苦にならないってもんです。
同じく秀峰の『燕』も幻想的で素敵な絵でしたよ。
独特の鮮やかな色彩が特徴的な木村武山『光明皇后』は本で見たときから素敵だとは思っていましたが、やはり本物も大変綺麗でございました。
さらに漫画の女性のようにカワイイ寺島紫明『盛春』や、今にも話しかけてきそうなほど写実的で存在感のある伊東深水『美人図』など魅力的な日本女性が様々なシチュエーションでその美しさを遺憾なく発揮しております。
そして一通り見終わった後はミュージアムショップへ。以下購入。
木村武山『十二ヶ月図「一月・旭日」』のミニ色紙。朝もやの中から燈色の陽が昇ってゆく絵。心がとろけるような美しさ。
上村松園『十二ヶ月図「八月・月見」』のミニ色紙。かろうじて見える程度の淡い月を見上げる女性。余白の美!呼吸を忘れるほどの美しさ。
と、東山魁夷の画集を。
今回もそこそこ長居してしまいました。前日の仕事の関係で眠気がひどく、展示室の椅子で思いっきり快眠しちゃいましたが。
やはり客層がオジーオバーばかりなので落ち着きます。
ちなみに『近代日本の美人画展』は7月18日まで開催されており、9月10日からは『横山大観展』が始まります。
行かずにいられるとお思いか?