ジャン=ポール・エヴァン ボンボンショコラ カライブ ♪90

スイーツ ランキング ~ぼくはむこようし

 
315円
彼の凄身を最も伝えてくれるのがボンボンショコラ…という意見の人は多いはず。その彼のつくるボンボンショコラの代表作がこちら、カライブです。
カリブ産のカカオから生み出されたビターショコラが、世界随一の魅力を伝えてくれます。
 
この作品を口にすれば、ショコラファンでなくても、ショコラの素晴らしさは口どけにあるということがわかるはず。
キメの細かなショコラの壮絶なる口どけをいうものが、露骨に示されます。
舌の上のショコラが舌の温度を含んだ瞬間、一気に溶けるその様は、まさに感動的。
口どけの際に、甘味をコクを持って下に子らがしつつ、太い余韻を実に長く展開させます。
酸味も感じられるも、この酸味が十二分に旨味を熱く内包するものであり、ビターチョコでありながら苦味を中心に据えられないほどの複雑な風味を豊かに含むという奇跡の一粒です。
酸味という難しい風味を角なく太く存在させることで、カカオの育った大地、水を感じさせます。
細かな粒子で風味を広げると思いきや、この作品では隙なく調和させた複雑餡風味を一本通すように説得力ある味わいで表現。
若手のショコラティエの作品に比べ、作り手の感性も技術も熟成されていると言わんばかりの余裕の表現力。
長所を露骨にアピールするのではなく、崩れぬ一つの世界を作り上げ、食べる者を自然体で迎え入れるその度量、そしてその扉の向こうには体感したこともない珠玉の芸術性に満ち溢れた空間・・・。
 
もちろんコーティングのチョコレートも侮りがたく、いやいや侮る気持ちもさらさらないのですが、それでもやはり食べる度に予想を超えるその実力。
その薄さ故に一瞬にして消えゆくその口どけの素晴らしさは、まさに圧巻。
口当たりに柔らかな甘みを感じさせつつ、その口どけの一瞬の中で重厚なカカオのコクを感じさせ、続けて酸味、さらに酸味に苦味を重ねるという風味の展開。
時が止まったかのような、一瞬の大河ドラマを堪能させられます。
 
チョコレートが好きという人の全てに味わって欲しい、いや体感して欲しい作品ですね。
名作、ここにありという感じです。
 
 
関連商品
 
→ ボンボンショコラ サフィル パリパリナッツの濃厚な甘み
→ ボンボンショコラ ネオ フランボワーズ風味
→ ボンボンショコラ ケオップス ピスタチオ風味+キルシュの隠し味
 
 
○ ジャン=ポール・エヴァン 公式サイト
◎ JEAN=PAUL HEVIN
○ http://www.jph-japon.co.jp/
 
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
日本美食学会プロデュース
ジャン=ポール・エヴァン ショコラランキングへのLINK ↓↓
http://ameblo.jp/phantomsmetal/entry-10717655856.html
◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■