価格は105円、エネルギーは329キロカロリーです。
シナモンは独特の個性をもっているスパイスですが、木を思わすような渋みをここでも感じさせてくれます。
あまり過剰な味わいではなく、深みをあまり有していないのは、むしろ良かったように思います。
しかし生地を噛むたびに、鼻をくすぐるような香りが舞い、これがやや騒がしい印象も。
それでもクラストの渋みに変化を与え、やや奇妙な風合いを作りつつも中盤には生地の甘味をポンッとうきあげるのに一役買っています。
卵の風合いとシナモンの個性が重なりをみせるんですね。
ただ一方では卵の活力ある風合いを、シナモンの個性がやや抑え気味に演出してしまうように感じられること。まあ、シナモンがあってもなくてもどうせ卵の活力ある風合いがでるわけではないのですが、シナモンがその戦犯であるかのような印象を受けてしまうのが気の毒なフレーバーだとは思います。
本当は卵の個性をシナモンが引き立てているんですけどね・・・。
あわなそうという先入観があると、良いフレーバーに思えない可能性があるんですよ。
当方の感覚では、シナモンは卵の個性や甘味を引き出しているとおもいますし、後味から余韻にかけて色っぽくその風味を舞わせるという個性は評価できるもの。
シナモンの好きな方には溺愛される内容だと思いますがどうでしょうか?