短い正月休みも終わり、また普段の生活が始まった。
まだ、正月ボケが頭の中を徘徊していたけど、気を奮ってブログ作成の為、パソコンの前に座った。
「さ、書くぞ!!」
意気揚々とキーボードを打とうとした瞬間、いきなり壁が立ちはだかった。

-俺はブログで何書くんだ!?-

初歩的な問題だった。
仕事の事?趣味の事?それとも・・・・。
頭の中が真っ白になってしまった。

悩んでいても仕方がなかったので、とりあえずインターネットでヒントを探す。
でも、やっぱり根本的な事が決まらない限り、どんなけ探してもピンとこない。
次第にネタ探しから、インターネットのニュース欄に気がいく。
読んでいくうちにブログの事はそっちのけ。
イカン、イカンと分かっている。でも・・・・・。
その時、ある記事が目に入った。
『航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)がロッキードマーチン製F-35に決定』
「ふ~ん」
熟読。読めば読むほど気になるF-35・・・。もう頭の中にブログはなかった。
で、F-35関連のサイトに移動する。移動すればするほど航空機にかんするサイトが次々と検索される。
”ロックオン”、”ドッグファイト”、”G-LOCK”などなど。映画やドラマなんかでよく聞くような航空用語に関するものまで出てくる。
でもって、またそれらも熟読。もう山本リンダ状態だ。そう、どうにも止まらない・・・・。
とその時だった。ある見慣れない航空用語が僕の目に飛び込んできた。
『バーディゴ』 
分かんないんで、WiKiに聞いてみた。いや見てみた。

『バーディゴまたはバーティコ。ラテン語で空間識失調の意。航空機特にかなりのG(重力)の負荷がかかる戦闘機パイロットに出る症状で、頭に血流が回らなくなり三半規管が麻痺し、パイロットは平衡感覚を失い自分がどこを飛んでいるか分からなる。そして意識を失い最悪の場合は墜落してしまう』
例えていうなら、ひと昔前にバラエティー番組なんかでよくやってた(と思う)バッドを額につけてクルクルと10回ほど回った後、真っ直ぐ走ってゴールに
向かうゲーム。大抵の人間は、真っ直ぐ走れず通路脇の溝に落ちて白い粉まみれかずぶ濡れになって笑い者になるっていうあのゲーム(?)みたいな感じだと思う。でも墜落するんだから笑い事じゃすまないけどね・・・。

「はぁ~、パイロットって過酷な仕事なんやねえ・・・・。」
通常ならば、これでおしまいってとこなんだけど、僕には自分に課した使命がある。その使命が、僕の心のアンテナに反応させた。
「どんなに訓練されたパイロットでもかなわない空って、何か人生に似てるよな~。」
そう、人は皆、『人生』という空を飛んでいる。上には『宇宙』という夢や希望の空間が広がり、下には『現実社会』が埋め尽くす。人は常に自分は人生を迷う事なく真っ直ぐに進んでいると思っている。しかし、環境やプレッシャー、ストレスなどの『G』は人を麻痺させ『現実社会』へと引き落としていく。上昇気流に乗って『宇宙』を目指す者も油断をすればやはり『G』によって下面に突き落とされてしまう。
それでも人は飛び続ける。『人生』という空を。その先にある何かを目指して。

そう思った瞬間、僕の心のエンジンに再び火がともり、『人生』という空の戦場に向かい飛び始めた。低空飛行ではあるけれど・・・。